第518号 ジブリ社長 | ここばな【やまちゃんのここだけの話】

第518号 ジブリ社長

千と千尋の神隠し、崖の上のポニョなど数々の

アニメ長編映画を出している『スタジオジブリ』

社長の星野康二さん(53)。


ウォルトディズニー・ジャパンで、ディズニービデ

オの営業をしていた15年も前。


知人から「日本にもすごいアニメがあるよ」と言わ

れた。


『となりのトトロ』。これを売りたい、とスタジオジブ

リに飛び込み営業した。


「世界で100万本売ります」と豪語したが、歯牙に

もかけられずに門前払い。


それでも1年間、相手にされないことが分かって

いても通い続けた。


そして言われたのが「今、『もののけ姫』を作って

いる。世界に売ってくれたら、『となりのトトロ』も

あげるよ」。「売ります」。こうしてジブリとディズニ

ーは契約した。


ー門前払いにあったシブリ、の社長に就任したの

は3年前。夢が形として実現した。


ーー星野さんは北海道・札幌出身。普通の高校生

に転機が訪れたのは、3年生の時の、米国ニューヨ

ークでの1年間のホームステイ留学。


帰国後、創価大学に入学。大学では「国際的に活躍

できるようになりたい」と、英語づけ。


そして、アリゾナ大学に米国2回目の1年間の留学。


帰国して、1年遅れた大学卒業直前。高校時代にホ

ームスティしたアメリカのパパとママから「アメリカの

大学院に入るなら、資金援助してあげる」と連絡。


合格したニューヨーク州立大学で学び、MBA(経営

管理学修士)を取得。


ーー貧しい中にも大学や米国にまで行かせてくれた

母、親切なアメリカのパパとママ、いろいろな人に支

えられてきた。


ー大学時代は、創価学会の池田大作名誉会長が

言う「大学で身につけるのが教養、磨くのは人格」、

「使命を自覚した時に才能の芽は伸びる」ーを肝に

銘じ、指針にした。


ーそして、大学で培った『学び』、『築き』、『誓い』、を

忘れることはないー。


=昨10日、名古屋市内であった、創価大学主催の

『21世紀大学教育セミナー』で=