今回も原作に近い内容でした。この8話は9話以降の最終エピソードに向けてのモノでした。アバンでは、原作本文でかなりの文量を用いている内容をさらりとイメージとして表現しています。前回の8話のアバンも同様でした。原作の裏側(裏設定)を見せているような感じですね。

アバンでは、今後の超が付くであろう展開に対する伏線です。いや、伏線と言うよりは、今後の展開において重要な役割を担うというお披露目ですね。白服の男については、以前に伏線がありました。
想像している通りに白服こそが黒幕です。しかし、敵か味方か?という立場ではなく彼独特の立場からの行動です。
ついでに気づいているでしょうから書きますが”けーな”も謎の人物です。何かにつけて阿九斗の行動に関与していますから・・・・。今後の脚本によっては白服の過去や”けーな”に触れるでしょう。
それにヒロシが突然に勇者となった経緯も・・・・。脚本を書いた人は、あえて原作で小出しにしている各キャラの背後にあるものを取り除いているみたいです。9話は別として10話からの3話は狂瀾怒涛の如く話は進むでしょうから、そこで一気に神と悪魔との関係を明確にしてくれると思います。

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アバンで白服と照屋 栄子が会っています。栄子の家の問題は白服のあずかり知らぬこととして無視されました。エンディングアニメで栄子は阿九斗とkissしていませんね。どうしてでしょう。kissするような立ち位置じゃないということです。察しているように今後の展開では阿九斗の敵になります。

Aパートです。幼少時の阿九斗。このシーンは何度かアニメで登場しているとは思いますが、もっとも詳細なものだと思います。”けーな”がその事実を覚えていないのは謎で明確な答えは原作でも描かれていないのです。但し、推測できる出来事が台詞が後日に書かれているのですが・・・。
基本的にエンディングアニメで阿九斗とkissしている女性キャラは紆余曲折があるものの阿九斗フラグが立っている側です。あくまでも人によって紆余曲折があるのも事実です。

ピーターハウゼンを覚醒させたことや合宿での出来事などで先の魔王の時代に封印されていた魔獣たちも活性化します。ちなみに不二子の触手シーンは、ほとんど原作の通りですよ。アニメで動くエロエロ魔獣は最強かも!


今回、やっとのことで詳しい世界観の説明がなされました。神という名のコンピュータシステムが個人の行動をすべて確認し、その内容に応じてマナ(魔術の源 になる力)の恩恵を与えるというものです。原作では、システムを越える力の存在もあるのではないか?とも書いてあります。黒魔術や阿九斗の存在は、その例でしょう。でも、もっと本来の神に近い存在を意味しているようです。神という名のシステムを変えようとする行為は、神を否定することでもあるのです。しれゆえに阿九斗は”魔王”という対極に位置するのです。
成績は優秀でも魔術の力が強くない”けーな”は神の恩恵を与えられていない存在です。だから授業に出ないのだと説明するヒロシです。
その”けーな”に授業に出ないと口も利かない、と脅すのですが天然な”けーな”は自分が阿九斗を追い詰めていると言い出すのです。その言葉の中に「でも安心して、私はあなたの側にいながらでも、この世界を守ることができるから・・・」がありました。おおお、言っていいのですか?大丈夫なの?

黒魔術は神の恩恵の外に存在するのです。同じく神を否定する魔王は、黒魔術側から見れば英雄にもなるのです。不二子は阿九斗に魔獣を使役することで貢献するつもりで、偶然に見つけた魔獣の卵を孵化させるべく頑張っています。
”けーな”は不二子が孵化させようとしてた魔獣の卵を黙って持ってきました。このエピソードはアニメオリジナルです。多分、”ころね”と”けーな”の出番 を作ってあげたのでしょう。それにしても、”ころね”と”けーな”は可愛いです。割烹着・・・・見蕩れてしまった。
この夜に卵が孵ってしなうのですが、不二子さんは、またもや・・・・・。こういう役割ですか・・・・

その魔獣にアイドル星野ゆりが襲われます。この時期はブレイブとして活躍しているので当然のようにひろしは魔獣を退治です。ちなみに”星野ゆり”はパーマン3号(ドラえもん)に登場するアイドルの”星野スミレ”です。ブレイブは勇者として市民権を得てる一方で、非合法的な存在でもあり政府、特に騎士団はブレイブの活躍が気にいらないのです。このブレイブの姿は原作のイラストと同じですよ。

本来は触手エピソードと星野ゆりエピソードは違うものですが、けーなとこるねを登場させて上手く一つのエピソードにしています。
”星野ゆり”を助けたブレイブは、どうやら気に入られたようです。お礼のkiss!

この魔獣騒動は学院内においては不問となったのですが、政府の急進派、すなわち魔王の存在そのものを否定すべきと考えている人々には良い口実になりそうですね。
魔獣騒動で反省したのか授業に出ると言い出す”けーな”です。その豹変振りに戸惑う阿九斗。
”けーな”の自由を疎外するつもりは無いし、疎外する人がいるならじ、自由を守る。という阿九斗。それに答える”けーな”。阿九斗が困った時は私が助ける、と。。。
ちなみに学校は長期休暇だそうですwww

次回は、お見合いです。お父さんは凄いですよ!
9話はギャグ回に見せかけて後半に”けーな”誕生日フラグの回収。10話から急展開となりそうです。