最後で笑ってしまった。

背景となった時代の歴史的事実またはその出来事に対する歴史認識に対し、新しい解釈を試みようとするものではありません。

うん、制作側としては当然の一文でしょう。歴史的事実との乖離を持って別の意図を示唆することもあり得るのです。創作する側は意図する主題が明確なほど視聴者は面白いと判断します。逆に薄いとのめり込みにくいのも事実。前作のソ・ラ・ノ・ヲ・トがその主題を小出しにする手法でしたね。多くの人は面白くなかったらしいですが、私的には小出しする内容を知るのが面白くて毎週見ていました。


主題とは、当然テーマです。友情でも愛情でも良いし、萌えがテーマでも良いでしょう。共感的な部分が多く得ることが第一義でしょう。もっとも萌えというテーマでは訴える力がないの、もう一段深いテーマが必要ですけど。。

主題は創作者側が勝手に作るもので視聴者の感じる部分も自由なのです。もちろん、お互いの思うところが共通であれば面白いとか楽しいとかに至るのです。

この自由が見方によっては製作者と違う見解を生むこともありのです。


さて、国民党とか軍閥とか歴史的な用語が多くありました。

この時代は公式ホームページで年表 等で解説しています。

主題が見えていない今は何も言えませんが、今後の展開で旧帝国陸軍の目線で話が進むでしょう。その表現によっては歴史認識に対し、新しい解釈という見方も生じる可能性があるのです。


さて、本筋のアニメについてですが超能力を用いた諜報機関ものです。この時代の上海は国際都市として有名ですね。
国民党という言葉、日本の財閥や政府の思惑が台詞にありました。これは私的に面白い作品です。
当時の政治的な背景、当然ながら歴史的をもバックグランドにあるので見方によっては非常に面白い作品になるでしょう。もっとも、そう言うものを理解せず楽しめることも重要でしょう。

歴史的という意味では、上海の西洋とアジアの文化が凌ぎあっている描写が結構良いです。

カーチェイスのシーンでの周りの建物や当時の自動車、路面電車などの描写で物語の世界観を一瞬に読み取れたのも良いです。

それと中国語で展開する構成もツボでした。まったく中国語は判りませんけど・・・・。

ともかく、2話を見て感想を書くかどうかを決めます。