速報に続いての感想版です。思いつくままという内容なので順番は前後しています。


今回の冒頭のシーン。

草原でブレラとランカの兄妹と母であるランシュ・メイ。アイモを歌うランカ。そこにバジェラの大群が飛来してきます。バジェラによって壊滅する117調査船団。

ランカを守ろうとするブレラです。ランカの歌がバジェラを呼び寄せた事を秘密にするように言います。

その言葉が深層奥底に疼(うず)いていたのでしょう。

「すべて・・私のせい・・・」

違うってば、きっとグレイスが善からぬことをしたせいです。

グレイスは、この事件で大怪我をしてインプラント手術で永遠の17歳になってしまったということですか?




"Your Grand Daughter, Sheryl ."

シェリル・ノームが、やっとやっとです。マオ・ノームの血を引くことが判明しました。思えば長い道程でしたよ。

ガリア4でのマクロス・クォーターによる調査が行なわれました。オズマでしょうね。ガリア4に行けば117調査船団の謎を解く鍵があると指示したのは。。。117調査船団の謎は、ランカの記憶が戻らない限り自らも封印していたのでしょう。ランカがドクター・マオを演じるとは因縁と語る場面が10話でありましたよね。オズマは、黙して語らず・・・。

このあたりでマクロスゼロが、フロンティアの下地に関係していると想像できましたけど・・・。


"Your Grand Daughter, Sheryl ."はキャシーがマクロス級艦識別番号04『グローバル』から持ち帰ったファイルの中の手紙を読むシーンのバックにあった写真の横文字です。筆記体が書かれているため自信はないのですが、ほぼ間違いないと思います。手紙の内容はシェリルの母親が、あなた(マオ・ノーム)から貰ったイヤリングを娘(シェリル・ノーム)に贈りますというような内容でした。


この手紙を読んだ直後のキャシーも言葉。

「不思議ね。たとえ、宇宙に出てきても人の営みは変わらない。 愛し、結ばれ、子供を産み。そして歌や文化が受け継がれて行く。 思いは巡り、そして伝わる」

それを受けてオズマ。
それが生きるって事なんだろうな。 そんな当たり前の事が……。
 超時空ネットワークなんざ、余計なお世話だ。 だから行くんだ、俺たちは」


思いが巡り、伝わることが重要なんです。グレイスの自分の研究を自らの都合のいい理論(学説)に置き換えてその科学を実証しようとする姿とは雲泥の差です。グレイスの科学の実証とは、宇宙の支配でした。やはりマッドサイエンティストだ!←サディストでもあるのですけど・・・・

このシーンの前の艦長とモニカとの雰囲気やオズマとキャシーの会話は最終回でこれらの想いがハッピーエンドが描かれてなくても生き残っている限る幸せな未来があると想像させる場面ですよね。

ねえ、総監督さん!毎回のように言うのですが、殺さないで下さいよ・・・


そのサディストじゃなかった。グレイスですがクォーツをインプラント---この場合は電脳化と同じ意味でいいでしょうけど、誰かインプラントをこのような用法になった経緯を教えて下さい---のコアに用いることで全銀河の人々の意識や思考をタイムラグなしでネットワーク化することに燃えていました。

ネットワーク化とは聞こえが良いのですが、バジェラは意思や思考を統括する頭脳が必要なのですよ。このクォーツを用いたネットワークも同じ理屈で統括する頂点が必要なのです。そう、この頂点にいるのが今のランカなのです。そのランカに取って代わるのがグレイス。女王の座を狙っているのです。

そんなに良いの女王様って・・。あっ、サディストですから女王様の座は必要ですものネ。

「ランシェ・・・、ドクター・.マオ……もうすぐよ。

お前達の血が互いを傷つけ殺し合いを始める。 そしてその時こそ、私の正しさが証明される。 

人類は、プロトカルチャーを越えるのよ!」

ランシェとマオの殺し合い。つまり、彼女たちの血を受け継ぐランカとシェリルの戦いですが、何故に私の正しさが証明されるのでしょうか?プロトカルチャーを超えるとは・・・。人類の起源に関わることなんでしょうけど。また、それはゼントラー人にも大きくのしかかってきます。極論をいうと宇宙の生命の起源にも関与することなのでしょう。

復讐に燃えるグレイスです。いえ、一昔前のアニメばりに燃えあがってましたけど・・・なんで、憎むのマオのことを。


バジェラの母星にたどり着いたフロンティアです。

船団側の作戦は、バジェラの防衛網を突破すること。そしてアイランド1を足掛りにして星そのものを手に入れるというものです。作戦開始直前です。それぞれの想いを巡らせます。

クランはミシェルの小さな眼鏡に対して、その想いを・・・

「お前は、喜ばないかもしれないな、ミシェル。」

ルカはナナセに対する想いを・・・

「卑怯者って言われても構いません、貴方が好きです、ナナセさん。」

そっと唇をナナセに。。。


レオンまでもが・・・どうでも良いけどネ。来週は、あなたのターンです。Uターンです。地獄へ・・クダラナイナア----オレ。。

「あの星は、我々に残された最後のフロンティア。 願わくば、宇宙の摂理が我らに微笑まん事を」


ビルダーが・・

「もうすぐあなたに会える。フォールドの波は、因果律と時を越える。」

あなたとはマオですか?それともランシェですか?ともに旦那の影がないけど・・・


そしてアルトはシェリルに対して・・・

アルトはシェリルに愛に生きました・・・上手い誤変換だあ!置いておこっと・・・会いに行きました。


「シェリル、俺は帰ってくる。 この戦いを生き抜いて、必ず帰ってくる。
それだけ言いに来た」
「アルト!」
「人は一人じゃ飛べない。飛んじゃいけない。 それが判ったから」
シェリルは、かなり心が動かさましたね。
「やっと気付いたの? ホントに鈍いんだから」
「返す言葉もないよ」
「恋人ごっこはここまで・・・」

そこでアルトとシェリルの接吻です!シェリルの突然キス。

お別れのキスです。永遠の別れを覚悟しての口づけです。
「言わないで。今言われたら、それがどんな言葉でも、きっと私は、歌えなくなる。
 だから、何も言わないで。 ……全部終わったら、続きを聞くわ。
 だから……だからアルト、ランカちゃんを、助けなさい。
 それが出来たら、続きを聞いてあげる」
フォールドクオーツのイヤリングをアルトに託します。

妄想ですが、このイヤリングはランカとシェリルとアルトの心を繋ぐトライアングルをつくることになってほしいです。それぞれの立場は今は違っていても共鳴する三角の内側には、二律背反を統合させる何かがあると思うから。。。


必ず帰ってくるように告げるシェリルです。そして

「こんないい女、滅多にいないんだからね!」


いよいよ本当の戦いが始まります。最後の戦いが。

「これでいい。もう思い残す事はないわ。後は燃え尽きるだけ。
今あるのは音楽と、そしてアタシ。」
だから……
アタシの歌を、聞け~~ェ!」



嵐蔵のアルトたちの出撃を見ながらの言葉。良かったですね。アルト大尉!

「それがお前の舞か」

シェリルの歌声が銀河に響く。バジェラにも、その歌が届きます。アルトやクラン。そしてルカは攻勢をかけ続けます。

シェリルがカッコイイ!

しかし、グレイスはランカに言います。ブレラも利用して・・

「星を守る事がランカの償いであり、母親もそれを望んでいる」と。

ランカが歌います。プロトカルチャーの遺跡から発掘された詩を歌にした名曲を。

『愛・おぼえていますか』を・・・。



「星の守り手に、これ以上相応しい歌はないわね。
お前達の鍵は私の手の中。 もう女王の座は私のもの。
さあ、道を開けなさい!」

グレイスが入って行った先には何があるのでしょうか?

本来の女王ですか?ランシェですか?

バジェラたちを『侵略』から守る為に兄妹が戦うのだ。そいして使命でもあるというブレラ。襲ってきたはバジェラだというクランです。でも、グレイスたちが意図的にフロンティアに連れてきたのですが、ブレラもクランも全く知りません。うまく術中にはまってしまったのです。グレイスは、どこまで計算して計画を練っていたというのでしょうね。



戦いはランカの歌で形勢逆転です。

クランが被弾します。それを庇うが如くにアルトもブレラによって被弾。





シェリルが







叫びます。。。







アルトは死なない。地上に降り立つアルト。ランカとの再会ですかねえ。

クォーツで共鳴する三人を頂点にして作られるトライアングルの内側には、きっと奇跡が起こるでしょう。。。


アナタノオト。。。

グレイスに操られるランカが気づくのでしょうかアルトのことに。

合い受け入れない二者(バジェラと人類)との共存が出来るのがマクFのテーマです。そして愛も・・・形はともあれ。。。

シェリルはバジェラによって助けられる可能性が残っています。希望です。期待です。お願いです!



オマケ。

出撃前にパイロット達の中に柿崎伍長(少尉)がいたのですが・・・。