情報アンテナを24時間脳内に張り巡らすツール | 小島幹登 オフィシャルブログ

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こんにちは、小島です。



前回は、本を正しく選ぶ方法についてお伝えしました。

→ http://ameblo.jp/kojima-mikito/entry-12116941789


本を見つける正しいプロセスは、下記の2ステップでしたね。

1:どういうジャンルを学べば売上に直結するのか、を学ぶ。

2:そのジャンルの中でどの本を読むか、自分自身で普段からアンテナを張り、取捨選択して決める。



ただ、これを知っただけでは、あなたが売上に直結する本を見つけることは難しいはずです。

なぜなら多くの方が、アンテナの張り方が分からないからです。



そこで今回は、あなたにとって価値ある本を見つけるための情報アンテナの張り方についてお伝えします。



まず始めに、あなたは"カラーバス効果"という言葉をご存知ですか?

心理学用語ですが、直訳すると"色を浴びる"という意味ですが、

この言葉の心理学的な意味を一言で言うと、

"人は意識していないと情報をキャッチできない"ということです。



例えば、真夏に家の冷蔵庫が壊れたとします。ものすごく困りますよね。

そこであなたは冷蔵庫を買い替えようと考えます。

すると、例えばテレビドラマを観て、セットで使われている冷蔵庫が気になったり、

外出したら、冷蔵庫の広告が目についたり、

今まで気にもしていなかった冷蔵庫に関する情報が、やたらと入ってくるようになります。



あなたもこれと似たようなことを実際に経験したことがあると思いますが、

実はこれ、私達の脳が、本人が意識している情報だけを自動的に取捨選択し、

限られた情報だけが入ってくる構造になっていることにより起こる現象です。

全ての情報が入ってきてしまうと、脳はパンクしてしまうので、必要無いと判断された情報は意識下に降りてこないのです。



この"カラーバス効果"の話から、あなたにお伝えしたいことは、

"人間が情報をキャッチできるのはアンテナを張っている時だけだ"、ということです。

アンテナを張っていない状態で本屋に行っても、結局どの本を買えば良いのか分かりません。



さて、アンテナを張ることがいかに重要か、ということを理解してもらった上で、

"アンテナを張る具体的な方法"の話に移ります。

私が実践して、実際に成果を出している方法です。



アンテナを張るために、私が最も意識していることは、情報の一元管理です。

私は"マインドマップ"というツールを利用し、ありとあらゆる情報を一箇所に集約して管理しています。

事業に関する情報はもちろんのこと、プライベートの情報も全て集約します。

TVで観たこと、買い物のこと、今日やること、銀行口座の残高、あらゆる情報をここに集約します。



そして、完了した項目は、「完了の項目」に移動させます。

実は、完了した項目を保存しておくことは非常に大切です。

自分がどれだけのタスクをこなしているかのバロメーターになり、後から見返したときに達成感にもつながります。

小学生がラジオ体操のスタンプを集めることに喜びを感じる感覚と似ていますね。

完了した項目を消してしまう人も多いと思いますが、残しておくことを是非おすすめします。



で、このように作成したマインドマップを、私は1日に何回も眺めます。

私のマインドマップの中には1000個以上の項目がありますが、それを5分くらいで見ます。

すると、その日1日は1000個のアンテナが立つことになるのです。



人間は忘れる生き物なので、それを1回見たとしても翌日には忘れてしまいます。

だから私は翌日も見ます。翌々日も見ます。毎日見ます。

すると、毎日アンテナが立っているという、ありえない状態を作ることができるのです。



そして、その状態で本屋に行ったり、Amazonのサイトを覗くと、どの本を買うべきか、明確に分かるようになります。

例えば本屋に並べられた大量の本の中にある1冊の本を見たときに、

「この本は事業という項目の中にある、課題の項目に関係する本だ」と、脳内のアンテナにリンクし、1冊の本が引っかかるのです。



また、この方法を実践するメリットは、本を選ぶときに適切な判断ができる、というメリットだけではありません。

常にアンテナを立てていることで、あらゆる場面において的確な判断ができるようになります。



例えば、

どの人と会うべきか?

ということもアンテナを張っていればすぐに判断できるようになります。

こんなことを言うとドライな人間に思われてしまうかもしれませんが、

会社を経営し、従業員を雇っている以上、なんとしてでも売上を立てないといけませんので

無駄な会食は徹底的に削るべきです。

もちろん人と会うことで得られるメリットはたくさんありますが、売上に関係無い無駄な会食があるのも事実です。

私自身、3年前頃から、会食をだいたい10分の1くらいに削減することで、時間が大量に生まれ、売上が劇的に伸びました。



ちなみに、起業したばかりの方が、人と積極的に会うことは、お勧めしません。

なぜなら、レベル1の人が、レベル100の人と会っても、ファンというレベルでしかなく、相手にされないからです。

年商1億くらいになるまでは、人と会うレベルには達していない、と私は考えています。



さて、今回はアンテナを張る方法をお伝えしましたが、中にはわざわざマインドマップを利用しなくても、

自然に正しい判断ができる方もいます。

例えば実家が商売をやっていて、商売の勘がもともと備わっている方など、天才肌の方ですね。

そういう方にとって、こんな方法は不要です。

この方法は、天才が無意識にやっていることをなるべく努力しないで普通の人がこなし、

大ヒットはしなくても、スマッシュヒットを才能関係なしに撃ち続けるための方法です。



でも、

世の中の99%以上の人は天才ではありませんので、

ぜひあなたも謙虚に実行してみて下さい。




それでは。



小島幹登