故“政木和三”先生著書『未来への発想法』より
第四章 政木版Xファイルの秘密 その⑪
超常現象もバクトロンによって解明、UFOも完成へ
超常現象もバクトロンによって説明できる。
つまり、原子間の結合がバクトロンという引力を伝える媒体によってできているとすれば、このバクトロンを追い出す方法として、精神波の注入が考えられる。
精神波は、一種の波動性をもつ粒子であって、その波長は、100分の1から1000分の1オングストロームである。
これは、人工的、電気的に発生させることは不可能な周波数である。
この人間の精神波は、遠くに離れた肉親に何か不幸がある時の“虫のしらせ”と呼ばれるようなもので、普通の人には、生命に関するような重大時に自然に発生する。
超能力者と呼ばれる人は、自分の意志によってこれを自由に使うことができるのだ。
これこそ、精神エネルギーである。
精神波は、光に似た波動性の粒子と考えられるが、光粒に比べて質量は非常に少なく、数万分の1以下の小さいものであると考えられている。
精神波の伝播速度は、光とは比較にならないほど速く、数万光年の距離を1秒以内で到達することができる。
しかし、バクトロンに比べるとかなり大きな質量を持っており、金属内、物質内に精神波を注入すると、その分だけバクトロンは押し出されることになる。
バクトロンが稀薄になると、原子間の結合力が弱くなり物質はやわらかくなる。
念力によって金属が曲がることも、これによってある程度説明できる。
しかし、超常現象は、この物理的現象以外に、時間を異にした高次元のことを考えないと本当の理解はできない。
バクトロンが重力を伝えるものならば、それを遮断する装置を取り付ければ空飛ぶ円盤(UFO)ができる。
しかし、ここに大変難しい問題がある。
バクトロンの大きさは、電子や光子よりも非常に小さいので、電子や光子を通さない容器でも、簡単に通過してしまうのである。
そこで、バクトロンを通さないような物質をみつけなくてはならない。
それがみつかれば、それで円盤の外面をつくり、バクトロンを遮断することによって無重力となり、空に浮かぶことになる。
動きたいときには、その方向だけバクトロンを通すようにし、引力を働かせる。
そうすれば、上下左右前後と、どの方向にでも自由に高速で動くことができるようになる。
アポロの月面着陸成功により、世界中で、『UFO』が実在するか否かの議論が高まったが、もし実在するとすれば、それはロケットやジェットなどの推力を使用している現在の人工衛星とは、根本的に構造が異なるものであると思われる。
引力を遮断した無重力方式でなければ、空中のどこにでも停止したり、垂直上昇や、前後左右への急速な飛行を、全く無音でおこなうことは不可能だと思われるからである。
空飛ぶ円盤は、引力を伝える『バクトロン』という超微粒子を遮断することのできる進んだ文明をもつ、この広大な宇宙のどこかに存在する宇宙人の手によって完成されたもの、とも考えられる。
もし、空飛ぶ円盤ができれば、街の中で信号待ちをしている車の上やビルの上をスーッと飛び越えて、目的地まできて直降下し、普通の自動車と同じように道路の上を移動することも可能なのである。
空を飛ぶときも、騒音も振動もなく、ましてや飛行機などのようにエンジンの心配をすることもなく、まるで夢のような飛行機が現実として、自分で操縦可能なのである。
太平洋も、マッハのスピードでひとっ飛び、ロッキーもヒマラヤもなんのその、山頂でちょっとひと休みも夢ではない。
どこまで飛んでも、ガソリンの補給も不要だし、高度も自由にとれるので、そのまま月まで行くのもよい。
月の引力を受ける方向の引力取入口を開けば、ハンドルを握らなくても、自然と月に引かれていく。
地球に戻りたくなったら、地球側の引力取入口を開けば、地球の引力に引かれて一直線に飛び、地球の大気に突入する直前に引力取入口をしぼれば、無重力状態に近づくので速度は落ち、気球のようにフワフワと着陸することができる。
また、エンジンがないので動力関係の故障もありえない。
一人乗りから数千人用まで、どんな大きさのものでも製造可能で、月や火星にも自由に行くことができる。
無重力であるため、地上にはつかずに浮かんでいることが自然な姿であるから、故障が起きても、空中に浮かんでいるので安全である。
修理も空中ですればよいことになる。
このように、すばらしい働きをもつバクトロンとはどんな物質なのか。
簡単にまとめると、真空中にも私たちの体内にも、宇宙空間にも、隙間なくいっぱいつまっている極超微粒子で、光、電磁波、重力などを伝えるもっとも重要な未確認素粒子の一つなのである。
科学が究極まで発達していけば、この『バクトロン』も解明され、どんどん新しい発明、開発がなされていくことであろう。
政木先生の廃刊になった著書より抜粋しました。
政木先生が提唱なさっていた『バクトロン』の学説は非常に興味深いお話ですネ。
先のニュートリノの発見よりも更に進化した、極超微粒子の存在を提唱するという非常に進んだ考え方の説であると思われます。
実際にUFOを目撃したり、実際に虫のしらせを体験したりしている人は数多く存在していると思います。
科学的、物理的に証明できないからと否定せずに、事実実際に起きている現象をありのまま受け入れ、追求してゆくことが大切なのではないでしょうか。
しかし、凄いお話です。。。
この著書は東洋経済新報社より1996年6月27日に出版された書籍です。
明日もこの続きをご紹介致します。