③訪れた人にとって小泉自然楽校がなぜ魅力的なのか...? | 小泉自然楽校のぶろぐ

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「3.11を忘れない」をテーマに、
小泉自然楽校事業がスタートします。
気仙沼市小泉地区の海、里山、森、畑などの自然の中で、
子どもたちはいろんな体験をしていきます。

③訪れた人にとって小泉自然楽校がなぜ魅力的か…?

何度も小泉自然楽校に訪れる人がいます。小泉自然楽校に訪れ る理由は訪れる人の数だけあると思います。その中でも理由を一 つ上げるとすれば、私は「人のつながり」だと思います。

地域の方々。全国から集うボランティアの方々。そのような 方々と小泉地区の小泉自然楽校で共に時を過ごす。生かされてい ることに感謝、また、出会えたことに感謝することができる...そ んな優しい方々に出会える場所だと思います。

【ボランティア感想】

830 31日と小泉自然楽校、校長阿部さんのもとでお世話になりました。 自然楽校は豊かな自然の中で、たくさんのことを学べる施設です。

私はここで減災の必要性や今ある日常が当たり前でないということ、協力し合う 大切さなど普段の生活では経験できないことをたくさん学ぶことが出来ました。 

震災から 年 ヶ月の月日と被災地から遠く離れた愛知という環境の中で風化し つつある東日本大震災。自然楽校はそんな震災での教えを身をもって感じることの できる貴重な施設であり、震災を過ぎたものとせずに次に繋げていくという意味で 大切な施設であるということを改めて感じました。

今回、訪れた際に校長から自然楽校の移転と設備を整えるというお話を聞きまし た。

設備を整えるということは一見良いように聞こえますが、ライフラインの整った 快適な生活では本当の避難所の体験はできません。災害急性期の非日常な生活が体 験し辛くなってしまうことも事実です。

周囲の人々がこのようによりよい設備を望むのはやはり、時代の流れで人々が求 めているカタチが変化してきているためなのかもしれません。被災地としての東北 というより観光地としての東北として生まれ変わっていく流れの中で当たり前のこ となのかもしれません。

しかし、流れの中で変わらざるを得なくなって しまったとしても「減災教育」という根幹はぶら さずに自然楽校は自然楽校として今までと同じよ うにたくさんの人の学びを与える施設であって欲 しいと思います。

震災から 年 ヶ月の中でこの自然楽校に訪れた方は全国にたくさんいます。 それぞれ、たくさんのことを感じて次に繋げていっているはずです。自らが成長することができる場所として、震災を自分のことと捉えるきっかけとしてこの自然 楽校はカタチが変われど恒久的に残していって欲しい施設だと思います。

 今回のボランティアでもたくさんのことが学べました。 また絶対戻ってきます。ありがとうございました。
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②★交流について つの考察
1つ目、民泊宅との交流について。 東部中の生徒たちは、民泊宅の方とすぐに馴染むことができたようで、民泊宅の方は生徒たちを暖かく迎え入れてくれていた。 「いってらっしゃい」や「いってきます」と話す姿は本当の家族 のように見えた。

2つ目、小泉中学校生徒との交流について。

交流会で初めは生徒は少し緊張しているようだったが、ゲームなどを通し、交流 を深めることができた。さらに、交流会後の夕食では「堅苦しい交流会ではなく、 パーティーのように」という声があり、みんな楽しめていたようだ。

3つ目、ボランティアとの交流について。

私たち自身ボランティアは初めてで、他のボランティアの方に助けていただくこ とがたくさんあった。自分で気づき自分で行動を起こすことが大切だと学んだ。浜 松のボランティアの方は積極的に生徒と話し、打ち解けているようだった。 

4つ目、小泉自然楽校校長先生との交流について。

ボランティアが初めての私たちに、自然楽校のことを含めた上での自然の良さや、 震災について教えてくださった。生徒に熱く語る姿は生徒の心にも響いたと感じた。 また、司会をさせていただくなど、沢山の経験をさせていただき、私たち自身成長 することができた。

最後に阿部校長にはいろいろな事を教えてくれてたいへんにお世話になった。で もほとんど寝ていなかったり、ものすごく忙しかったり、普通の人ではとうてい出 来ないことばかりしている姿を見ていて、お体をいたわって自分を大切にする時間 も必要だなと思った。たった三日間だけでも阿部校長が他人のために、復興のため に、これだけ人は出来るのかと教えられこれだけ自分を犠牲にしてもやりとげる事 の大切さを学んだ。私達が生まれて初めて会うものすごく偉大な人だと感じた。だからお体だけはどうぞご自愛ください。

③様々な被害者の方達と触れ合うことができた。そしてそこからまた震災について 考えることができた。震災はすごい恐怖が大きかったと思うが、そのことを思い出 し震災のことについて語っていただいたのですごくいい経験になり、感謝の気持ち が芽生えた。

④小泉自然楽校校長先生をはじめ、小泉地区の方との交流を通して、これからの自 分に必要なものや、もしも再びあのような震災が起きた時の自分がやらなければな らないことなどを教えていただきました。

まだまだこれからも小泉自然楽校校長先生や小泉地区の方とかかわり、沢山のこ とを吸収したいと思っています。そのときは校長先生よろしくお願いします。

⑤最近はこの震災のことも風化されてきましたが、私たちはこれからもボランティ アを続け、それを通してこれからもサポートを続けていきたいと思います。  

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 ★小泉自然楽校からのこれからのすすめ

四年目の形として東日本大震災から学べる活きた教材のある地域を見て、聴いて、 感じて貰い少しでも次の災害に備える為の減災は、今一番に全国の子ども達を初め 教育関係者に取り入れてもらいたい事だが、ただ待っていただけでは、何処にでも あるようなプランだけでは、中々現実には足を運んでもらえない。

来てもらえるためのおもてなしも含めた、それぞれの地域特性を活かした創意工 夫は既に全国各市町村の観光、ツーリズム、教育旅行、修学旅行等、地域の群雄割 拠は始まっており、単なる東日本大震災復興志縁だけでは、多くの人が過去三年間 のように本音では来てもらえないことを全国行脚して身を以て痛感させられた。

東京オリンピックの足音が聞こえ初めた今、既に内外含めた闘いは始まっており、 来年から東北全体、宮城県としての人を呼ぶための勝負が更に厳しさを増すのは必 定である。

宮城県沿岸部に多くの次の災害に備える為の減災体験ツアーや交流人口を増やす 為の復興ツーリズムツアーが、 

 ここにしかない、  ここでしか出来ない ここから産まれ始まる これまでにない

と言って頂けるきめ細かいコーディネートや感動や感激してもらえるような体験 が出来るような歳時記に沿ったサプライズを取り入れて行かなければ、この地で、 生き残れない現実が目の前にある。

故に己自身の歩んできた轍ある原点を大事に、新たなる一歩を踏み出さなければ ならない過酷な現実を受け入れ、先祖代々の故郷である奥州の民としての誇りを旨 に、産まれ育った東北を生涯として慈しみ、 學び多き時を経た宮城県に、そして一 番には何よりも、絆にて出会えたご縁人で繋がりし地域にて、己の生きた証を見出 だせる恩返しが出来るように、粉骨砕身、我が心身果てるまで、今尚哀しみから立 ち上がれない、日常に帰れない人のためにも、朋に己が向き合い、踏ん張り継続しな ければならない天命を頂けた事に感謝して活かされている人生を、自分らしく最後 まで謳歌したいと切望する。

これからが正念場の己であるが、 必ずや全国の同志や仲間や友人達が、極寒の東 北なれど、友に笑顔と元気を絶やさずに過ごせる日々をご一緒に歩めるならば本望 にてお待ち申し上げておりまする。