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絶縁していた父(奥田瑛二)が認知症になり、
絵本作家の千紗子(杏)は渋々、田舎に戻りました。
ところが、父は彼女のことが誰だかわかりません。
鬱屈した日々を過ごしていた千紗子は、友人と飲みに行き、
事故で記憶を失った少年(中須翔真)を連れ帰ることに
なります。
認知症の父と記憶を失った少年との日々は、穏やかに
過ぎていきますが………。
杏が魅力的すぎます。ファンとしてはもう、声を大にして
叫びたいです。
心に傷を抱きながらも、虐待されていたのではないかと
疑い、少年を保護し、自分が母親だと宣言して
しまうのです。
これからどうなるのでしょうか?
ミステリー要素をはらみながら、疑似親子の日々から
目が離せません。
子役の少年もかわいすぎて、なおさらハッピーエンドを
願ってしまいます。
偽りの家族なのに心が通っていくさまに心が熱くなって
いきます。
三人三様の「かくしごと」が徐々に明らかになり、
つらい現実が引きずり出されます。
大切な者を守るための嘘は罪なのでしょうか?
彼女の下した決断とラストに涙が止まりませんでした。
6月7日(金)から、劇場公開中