三重県の社労士&行政書士・小岩広宣のブログ(四日市・鈴鹿市・津市)

三重県の社会保険労務士法人&行政書士事務所ナデック(四日市・鈴鹿市・津市)代表・小岩広宣の公式ブログ。最新の労務&行政実務に精通した社労士&行政書士・小岩広宣が、地元三重県の中小企業の発展のために日々奮闘している姿を実況中継します!

みえ企業成長塾  第47回NEW 2017年325日(土) 13:30~ 

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三重県鈴鹿市の特定社会保険労務士&特定行政書士・小岩広宣です。

 

先日、労災の遺族補償年金をめぐる受給要件の「男女差」をめぐる最高裁の判断があり、メディアでも大きな話題になりました。

労災の遺族補償年金では、遺族である妻が受け取る場合には年齢不問、夫が受け取る場合には55歳以上であることが要件とされています。

訴訟で争われたのは地方公務員の制度ですが、基本的な仕組みは同じとなっています。

一審の大阪地裁は違憲、二審の大阪高裁は合憲。最高裁は予想どおりというか、やはりというか、「合憲」と判断でした。

しかも判決文は1ページ半という簡潔な内容でした。以下が、最高裁の見解です。

「男女間における生産年齢人口に占める労働力人口の割合の違い,平均的な賃金額の格差及び一般的な雇用形態の違い等からうかがえる妻の置かれている社会的状況に鑑み,妻について一定の年齢に達していることを受給の要件としないことは,上告人に対する不支給処分が行われた当時においても合理的な理由を欠くものということはできない」
 

 


 


これに関して、「よくわからない」とか「意外だった」とか「あまりにも簡素」といった意見がインターネット上でもけっこう見られました。

そもそも高裁の判断を変えないときの最高裁の判決とはこんなものですが、やっぱり普通の感覚からすると不親切ですね。

私も興味があったので、大阪高裁の判決文を全部目を通してみました。こちらは全73ページ!ボリュームもあるし内容的にも読み応えがあります。

原告が論点としたことを、ごく分かりやすくまとめると、以下のような感じです。

 




1 妻=生活力がない、夫=生活力がある、と決めつけるのは不合理。

2 制度ができて40年以上も経過し、社会情勢は大きく変化している。

3 他の法律や制度においても、男女差の問題が解消されてきている。

 

 

 

 

 

これに関して、高裁、最高裁は否定的な判断をしたわけですが、その際の根拠や判断要素とされたのは、以下のような点です。

・労働力人口の割合は、男性「84.8%」、女性「63.1%」。

・女性の非正規雇用者は、男性の「約3倍」。

 

・平均年収は、男性「約507万円」、女性「269万円」。

 

・いわゆる「専業主婦(夫)」は、男性「約5万人」、女性「約690万人」。

 

 

 

 

以下のコメントが、高裁の考え方を分かりやすく示している思います。
 

「今日においても,①女性(特に,配偶者を有しているか,配偶者と死別又は離別した者)については,男性に比べて労働力率が相当低いこと,②女性の雇用者数に占める非正規雇用の職員・従業員の割合が男性よりも高く,男女間の賃金格差もいまだ大きいこと,さらには,③家庭責任をかかえた女性の方が男性よりも多いことなどに照らすと,専業主婦世帯において夫が死亡した場合はもちろんのこと,共働き世帯において夫が死亡した場合においても,妻が自活能力を欠くに至る可能性は高い。これに対し,妻が死亡した場合,夫が自活能力を欠く可能性は相対的に低い。そうすると,夫が死亡した場合,妻について,遺族補償年金の支給により特にその生計を維持する必要性が高いことは明らかであって,専業主夫世帯や共働き世帯において妻が死亡した場合とは事情が大きく異なっている。」

 

 

 

 

 

このあとの憲法14条をめぐる判断は、もうお決まりパターンで、この給付の性質が「損失補償」ではなく、「社会保障」である以上は、立法府の裁量が大きく認められるというものです。

高裁の判決文はかなり緻密で妥当な分析をしていると思いますが、あえて行間を読むとするならば、基本的な流れとしては時代の大きな変化を認めつつ、これからの立法府の判断をおおらかに待っていると思えるのは私だけでしょうか。

 

 

 

 

 

わたくし事ですが、かつて社労士の受験時代に、労災の障害等級に男女差があったことに大きな違和感を覚えたものです。

もちろんその後、障害等級の差は見直しが行われ、国民年金の遺族基礎年金、生活保護の生活扶助基準、児童扶養手当の支給対象も法改正がなされました。

残された遺族補償年金。これが国会の判断によって見直されるのも時間の問題と考えるのが自然かもしれませんね。

すこし時間はかかるかもしれませんが、これからの動きを見守っていきたいものですニコ

 

 

 

 

 

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三重県鈴鹿市の特定社会保険労務士&特定行政書士・小岩広宣です。

 

日に日に春本番が近づいてきていますね。

地元の鈴鹿の森庭園に満開の「しだれ梅」を見に行ってきました。

ここの梅は素晴らしいと聞いていましたが、今までなかなか足を運ぶ機会がありませんでした。

桜に先駆けて満開と聞いて訪れた人たちで大賑わい。名古屋、大阪などの他府県ナンバーのクルマもとても目立ちました。

 

 

 


 

 


それもそのはず、ここのしだれ梅は「世界最大級」。なんと全国各地から選りすぐりの名木ばかりが200本以上も集められています。

満開の時期の期間限定で、夜もライトアップがされるといいますから、それが賑わいのはずです
梅

 

 

 



 

 


たっぷりと春色のエネルギーを感じて、つかの間の癒しの週末を過ごすことができました。

と同時に、この鈴鹿の地でこれだけの研究栽培をされていることに驚きと感動を覚えました。

間違いなく全国レベルの仕事をされていて、しかも1年のなかでたった半月くらいの満開の時期に向けて、日々コツコツ、コツコツと努力を積み重ねられている。

これはどんな仕事にも通じることなのだと強く感じました。

 

 

 


 

 

 


本当に美しいしだれ梅のオーラを心に感じて、また明日に向けてしっかりとやるべきことを前進させていきたいと思います。

私たちもいつかこの地元の地で、みんなが幸せを感じられるような美しい花を咲かせていきたいものですニコ

 

 


 

 
 

 

 

 

 

 

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三重県鈴鹿市の特定社会保険労務士&特定行政書士・小岩広宣です。


東京都社会保険労務士会千代田統括支部で登壇させていただきました。

テーマは、「派遣法改正に伴う派遣元・派遣先の実務対応について」。

平成27年の派遣法改正の総整理、大きなテーマとなっているキャリアアップ、そして許可申請・更新、報告書等の具体的な実務・・・について、約2時間お話ししました。

当日は200人を超える社労士の方々にご参加いただき、終了後もたくさんの方からご質問&名刺交換をいただきました。

三重の社労士の一人として、東京の社労士会でこのような機会をいただいたことに感謝です。

社労士会関係としては、地元三重、愛知、兵庫、福岡に続く登壇となりました。

 

 

 




 

 

 

 

 

 

控え室で研修委員長や司会の方から教えていただいたのですが、「千代田統括支部」というのは、日本で一番大きな支部だそうです。

なんと福岡県会に匹敵する人数規模を持っていらっしゃる、東京での最大の支部。

しかも驚くような規模もさることながら、支部長さん以下の役員さん、会員さんもみなさん仲良くモチベーションも高いのです。

登壇後は役員さんに囲まれて懇親会に参加させていただいたのですが、本当に熱い方々で楽しい充実した時間でした。

登壇は講師が一番学びが多いといいますが、日本で一番大きく熱い支部で登壇させていただいて、いろんな学びがありました
音譜

 

 



 
 

 

 


講演の後半では、社労士業務としての派遣法をめぐるスタンスや提案の方向性について少し熱を入れてお話ししましたが、とても興味を持っていただけたようです。

参加いただいたみなさんからもたくさんのご質問やご意見を頂戴しました。

許可申請・更新、報告書はいうまでもなく、就業規則、教育訓練、キャリアコンサルティングを中心に、社労士が力を発揮すべきテーマの目白押し。

まさに社労士こそが業界のお役に立っていかなければならないものばかりですね。

もちろん私の力などは微力ですが、それでも少しでもご縁となって派遣の分野で貢献していかれる先生が増えていけば本当に嬉しいと思います。

横のつながりがあって仲がよいのが社労士の業界の特徴。ほんとに社労士でよかったと思います。

また支部さんでお話しさせていただく機会も、もしかしたらあるかもしれません(笑)

東京でのご縁の数々に感謝しつつ、また頑張っていきたいと思います
ニコ
 

 

 

 

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