無垢材のテーブルには、必ず裏側に反り止めを取り付けます。



これには大事な役割があって、

テーブルが割れたり、反らないようにするために取り付けます。



これが、金属のそり止めだったり、ネジで留まっているものだったり、種類もいろいろですが、

その中でも、もっとも効果的といわれるのが、この吸い付き蟻桟(ありざん)という方法。



天板の裏に角度のついた溝を掘って、そこに同じ角度に加工したそり止めを入れる、という方法で



天板が湿気などで伸縮するのに合わせてスライドしつつ、しっかりと天板が反らないように押さえてくれます。



今回、その加工に初挑戦。



もちろんテスト用に用意した材料で加工します。



寸法はうまくできた、さて取り付けてみよう。



途中はハンマーでたたきながら、スムーズに入れていく。



いいね~


しかし、最後の数センチが・・かたい!!



ハンマーでたたけど、入らない!



あとは、ハタガネでぐいぐい締める事、数分。


や、やっと入った。



思っていた以上にハードな蟻桟取り付けでしたが、おかげでまっすぐな天板ができました。



そのとき、自分の職人レベルが上がった音が聞こえた気がする。



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