最近というわけでもないですが、がんの番組って多くないですか?
 
ネットニュースも多い気がします(私がそればかり見てるからかも)。
 
そこで気になった治療についてちょこっと書いていこうと思います。
テーマはメラノーマにしてるけど、残念ながら、メラノーマについての内容ではございませんショボーン
広く「がん」についてです。
 
●P-THP
副作用のない抗がん剤。
P-THPは前立腺がんや乳がん、卵巣がんのようなホルモン依存性がんに著しい効果がある一方で、胃がんに対してはそれほどでもない。ただ縮小することが多い。
がんと闘うためには、これらの欠点をクリアしたものでなければならない。正常な細胞を殺さず、がん細胞にとって致死量にあたる毒物を一気に降り注ぐ抗がん剤だ。それが前田教授の開発したP-THPだった。
実は、P-THPに使われているピラルビシンは、特許が切れた古い抗がん剤である。
実験では、通常の抗がん剤と比較すると、腫瘍の内部にその数百倍もの薬剤が取り込まれている。まるでトロイの木馬のように入り込んでがん組織を攻撃するのがP-THPなのだ。
従来の抗がん剤は転移したがんには効かなかったが、P-THPは先に述べた3つのステップで転移したがん細胞にも薬剤が届くのである。
これまでに200人近い方がP-THPの安全性試験に参加している。そのほとんどがステージⅣの末期患者。
こんなすごい抗がん剤なら、なぜ保険薬にならないのだろうか。
保険薬にするには製薬会社が関わる必要がある。ところが、P-THPに使われた抗がん剤は、古い抗がん剤で薬価も決まっているから、何千万という高額な値段をつけられない。つまり、企業にとって大きな利益をもたらさないということである。
現代ビジネスより抜粋
 
後半の保険のくだりはともかくとして、理論としてはありそうな治療法だと思いました。
全てのがんを治せるわけではなさそうですが、副作用なく延命できるのなら、それだけでもすごいことだと思います。
延命できれば、その間に使えるお薬が増える可能性が広がりますもんねにやり
メラノーマは治験には入れないだろうね…。
これをクリニックで使えたりするのかしら?
いくら安いと言っても、保険適用じゃない場合の抗がん剤の費用ってどのくらいなのか…。
今行ってる大学病院では、クリニックでの治療はあんまり認めませんって姿勢だけど、もう使える薬がない…とかの段階だとアリじゃないかなと私は思ってます。
実際、同病の方でクリニックで治療してて延命された方がいるし。
もちろん当時とは状況が違うので、今、クリニックでできる治療でメラノーマに効くものは知らないのですがショボーン
元々、抗がん剤なので、一からの申請→承認の手順を踏む新薬よりは承認は早そうですが、今、オプジーボでも問題になっている「保険適用のがんの種類」ってのがあるので、効果が認められないがんの場合だと保険適用では使えないっていう…。効果はあるかも知れないのに…えーんどうしても希少がんは、高いハードルになることが多いですがーん
※オプジーボの場合、保険外の場合、クリニック等で輸入して、治療します。
病院でする場合よりも、量が少なかったり、入院施設がないところで使用する等のリスクを伴うそうですえー?量が少ないと副作用は少なそうですが、効くのでしょうか!?オプジーボ保険効かないとお値段もすごいしね…ゲッソリ
 
 
●動脈塞栓術
今、"がん難民"が望みをかける治療として世界中から注目されているのは、血管内治療「動脈塞栓術」。どのような治療法なのか、その第一人者であるゲートタワーIGTクリニック(大阪府泉佐野市)院長の堀信一医師に話を聞いた。
その方法はこうだ。X線CTや血管造影などの技術を使った画像をもとに、がんの患部に栄養を運んでいる血管を特定し、その血管に詰め物をしてがん細胞に栄養が届かなくする。
 がん細胞への栄養と酸素のルートを断つ、つまり、"兵糧攻め"だ。さらにその塞栓物質にも抗がん剤が染み込ませてあり、ピンポイントでがん細胞を攻撃・壊死させることによって、がん細胞は縮小し、場合によっては消滅することもある。
「この治療法の最も大きな特徴は、患者さんにとっての負担が少ないことです。全身麻酔も必要なく、開腹手術ではないので入院期間が短く済むことに加え、抗がん剤は局所に投与するため、一回の使用量は半分~3分の1。月一回の治療ですから総使用量は10分の1程度で、副作用が格段に低いのです。がん細胞が大きくなりすぎて外科手術ができないケースや、腫瘍の場所が奥深く切るのが難しいケースなどにも有効です。転移箇所の多い患者さんに関しては、大きさや痛みなど最も悪さをしている患部から順に行っていきます。また、この方法でがん細胞を縮小してから外科手術に臨むなど他の治療とも併用することもあり、全国の医療機関との連携も行っています」
 治療効果も高く、患者の負担も少ないのに、なぜ普及しないのだろうか。その原因は大きく分けて二つある。一つは技術を習得する場の少なさだ。がん細胞へ栄養を送り込んでいる血管を特定するためには、放射線機器を使って画像を診断する技術、カテーテルを血管内に安全かつ正確に送り込む技術が共に絶対に必要なのだ。そしてもう一つの原因は、この治療法に必要な機材や材料の問題。画像診断に使う血管造影CT検査機器の価格は億単位。さらに、正常な細胞を傷つけることなくがん細胞だけを干上がらせるには、塞栓物質やカテーテルの開発・改良も欠かせない。堀医師はメーカーと共同で開発・改良も手掛けてきた。
 
エイジングスタイルより抜粋
 
元々上記の治療を知ったのは、ニュースZEROと、昨日BS-TBSでやってた医療番組で紹介されてたので。
両方とも治療に出ていたのが、がん患者で有名なYさん。
ZEROでは、結局、何か月か経って、腫瘍が大きくなってしまうのですけど、一旦はかなり腫瘍が小さくなっていました。
この治療もやっていたのか目と驚いたのですが、肝臓がんの末期から5年生存されてて、彼女自身が奇跡の人と言ってもいいくらいだと私は思っています。
そして、上記の治療に希望を見出しながらも、メディアに出すぎな気もするので…
でも理論的には納得な治療法でして。
ただあんまり普及してない気がするのですよねしょんぼり
 
 
同じ大阪で、カテーテル治療されてる病院がありましたダウン
ここの先生のブログを読んでいると、もしかして上記の先生(および治療法)のこと書いてる??っていう記述がありまして。私が思うになので、そうかどうかはわかりませんが。
 
どちらにしても、大阪にあるので、なんだかちょっとうれしいですおねがい
大体、なんでも東京が多いじゃないですかキョロキョロ
 
 
備忘録としてUPしていますが、怪しい情報かも…なので、今度、主治医に聞いてみようと思います。
結構色々聞くんですけど、若干嫌がられるんだよなぁうーん
特にクリニックでのみの治療のやつ。
腫瘍科の先生とかトラウマありそうグラサン