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2017-04-13 00:00:00

『剣難女難』

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 『剣難女難』(吉川英治)

 

―あらすじ―
 福知山藩士・春日新九郎は美男であったが、剣を見ると体が震えるほどの意気地なしであった。が、兄の重蔵が宮津藩との交流試合において、大怪我を負ってしまう。兄の仇である鐘巻自斎を倒すため、新九郎の修行の旅が始まった。

 


 吉川英治歴史文庫の第1巻です。舞台は京都府北部であり、なかなかマイナーな地方がピックアップされています(京都や江戸も出てきますが)。

 

 他の吉川作品に比べると、主人公がふらふらしているのが特徴でしょうか。「仇を討つ!」と決心して旅に出るものの、酒に溺れたりヤクザの兄貴分になったり…人間の弱さ、人間臭さが書かれています。『鳴門秘帖』の主人公・法月弦之丞とは正反対のキャラクターであり、新九郎の成長物語ですね。約100年前の作品とは思えないくらい読みやすいのも特徴ですね。

 

 

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2017-04-04 00:00:00

『鳴門秘帖』(全3巻)

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 鳴門秘帖』(吉川英治)

―あらすじ―
 江戸時代後期、阿波の国に不穏な影があった。幕府の隠密である世阿弥が必死の潜入を試みるも、消息は不明のまま10年が過ぎた。お家断絶を憂う一人娘・千絵のために、男たちが立ち上がる。



 2巻前半でダレてしまい、少しページが進まなくなりましたが、中盤からはまた面白さが復活しました。主人公・法月弦之丞の姿はどこか眠狂史郎を彷彿とさせてくれます。阿波に隠された謎以外にも、千絵とお綱の関係や、お十夜孫兵衛の頭巾の秘密など、読者をワクワクさせてくれます。

 

 

 

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2017-03-26 00:00:00

『かんかん虫は唄う』

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 『かんかん虫は唄う』(吉川英治)

―あらすじ―
 「かんかん虫」とは、船の錆落としを行う労働者たちの俗称である。義侠心に溢れる14歳のトムはある日、食い詰め者のオヤジと出会い仕事の世話をするが…他「色は匂えど」を収録。



 「かんかん虫は唄う」、「色は匂えど」ともに大正時代が舞台のせいか、いつもの吉川文学のようでまた違った面白さがありました。特に「かんかん虫は唄う」は筆者の自伝的な要素が入っているとのことで、約100年前の時代ながらも、まだまだ息づいているかのように読めてしまいます。そして両作品ともに貧困から立ち上がる主人公たちの姿は、発表当時の世間の様子を伝えてくれるように感じました。

 

 「三国志」や「宮本武蔵」といった作品とともに、この作品を吉川英治文庫に加えた人のセンスは見事。異色にして異彩。

 

 

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2017-03-17 00:00:00

『田宮模型の仕事』

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 『田宮模型の仕事』(田宮俊作)

―あらすじ―
 世界トップレベルの模型ブランド・タミヤ。木造模型からプラスチックへ、戦艦や戦車、そしてミニ四駆を大ヒットさせた同社。その歴史を追う1冊。



 模型好き、プラモ好きには一読の書でしょう。私はガンプラ作りが主なので、あまりタミヤの商品を作ったことはありませんが、それでも楽しんで読めました。戦車の写真のためにソ連大使館に赴いたり、ポルシェを分解したりと、驚きのエピソードが山盛りです。そして何より、著者が本気で模型を愛していることが伝わってくる一冊でした。

 

 

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2017-03-11 00:00:00

『桜井政博のゲームを遊んで思うこと2』(再読)

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 『桜井政博のゲームを遊んで思うこと2』(桜井政博)

―あらすじ―
 『星のカービィ』や『大乱闘!スマッシュブラザーズ』を作っている桜井政博さんによる、週刊ファミ通で連載中のコラム集。後日談や質問などが加筆されている。



 前巻に引き続き、今回もテーマ別に2冊で同時発売となりました(『桜井政博のゲームを作って思うこと2』、『桜井政博のゲームを遊んで思うこと2』)。本書では、タイトルにあるように、遊び手としての視点で書かれたコラムが収録されています。

 「評価」に関する話が多いように感じました。「食べログ」のレビュー問題や、ゲームの新作と前作の比較、ゲーム大賞の選定理由など、「評価」の難しさを考えさせてくれるテーマが多かったように思います。コラムの中では、「自分の評価を信じることが大切」といった内容が書かれており、私自身もついつい本や料理店を選ぶときに他人の評価をアテにすることが多いため、耳が痛く感じました。

 

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2017-02-24 09:00:00

『フラン学園会計探偵クラブ』(Report.1)

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 『フラン学園会計探偵クラブ』(山田真哉) Report.1


―あらすじ―
 憧れのヨット部への入部を夢見て、私立芙藍学園へと入学した白百合杏莉。が、ヨット部は廃部となっていた。ヨット部が潰れてしまった理由とは。そして会計探偵クラブとは。

 

 

 『女子大生の事件簿』シリーズとは同じ世界観の作品ですが、シリーズを知らずとも楽しめる作品に仕上がっています。主人公が高校生になったせいか、扱う事件がより身近になった感じはあります。

 

 著者は歴史好きということで、毎回の事件の登場人物は何かしらの元ネタがありますが、今回もなかなかマニアックです(着眼点がおかしい)。

 

 

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2017-02-12 10:00:00

『オタク学入門』

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 『オタク学入門』(岡田斗司夫

―あらすじ―

 「オタキング」と呼ばれ、東大でもオタクをテーマにした講義を行った経歴を持つ筆者。筆者の考える「オタク」とは何か。


 読んだのはもう15年も前になるでしょうか。約15年振りに再読しましたが、このblogでは初登場となります。
 
 単行本として発売されたのは1996年と、約20年前の作品ということもあり、2017年に読むとなかなか時代を感じさせてくれます。とは言え、映画の見方や漫画雑誌の盛衰などは今読んでも変わらない面白さがありますし、ビデオなき時代のアニメオタクの情熱には信じがたいものを感じます。
 
 また、今回の再読で、「20年後にはオタク文化が一般化しているだろう」という旨の記載を発見しました。約20年の月日を経て、確かにオタク文化は一般化していますね。素晴らしき予知。慧眼。
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2017-02-09 10:00:00

『随筆私本太平記』

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 『随筆私本太平記』(吉川英治)

―あらすじ―
 『私本太平記』の取材話や制作の裏話などを集めた随筆。さらには『宮本武蔵』の裏話も掲載。



 本の表紙や背表紙に書いてあるタイトルは『随筆私本太平記』なのですが、なぜか表紙や紹介文では『随筆私本太平記 随筆宮本武蔵』、Amazonでは『随筆宮本武蔵 随筆私本太平記』などとなっています(こういう表記ゆれが気になる)。しかもページ数としても宮本武蔵の話が長いので、『随筆宮本武蔵』名で発売した方が良かったのでは…
 
 内容は裏話集となっていますので、『私本太平記』、『宮本武蔵』ファン向けです。
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2017-02-03 10:00:00

『梅里先生行状記』

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 『梅里先生行状記』(吉川英治)

―あらすじ―
 江戸時代、水戸徳川家の二代目藩主となった水戸光圀。息子に藩主の座を渡して隠居したものの、彼は「大日本史」に着手する。そんな中、彼に対する反対勢力の影が。



 水戸光圀があまりに善人然としており、フィクション感が拭えませんでした。とは言え、部下の武士たちが人間臭く、最後までグイグイと引っ張って行ってくれました。ヒロインが途中でさらわれるあたりは、いつもの吉川作品ですね。
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2017-01-31 10:00:00

『柳生月影抄』

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 『柳生月影抄』(吉川英治)

―あらすじ―
 江戸時代、柳生流の宗家である但馬守は、大目付の職権をもって諸大名を糾弾し、彼らの怨嗟を一身に浴びていた。彼と息子たちとの物語である「柳生月影抄」ほか8編を収録。



 個人的に面白かったのは「旗岡巡査」です。著者にしては珍しく、幕末~明治初期が舞台ということもあり、新鮮に感じました。桜田門外の変で活躍した、海後磋磯之介の行く末を書いています。
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