2015-01-29 13:55:31

『イン・ザ・プール』

テーマ:
 『イン・ザ・プール』(奥田英朗)

―あらすじ―
 伊良部総合病院の地下にある神経科に、一際変わった精神科医がいた。甲高い声で「いらっしゃーい」と患者を迎える伊良部一郎は、色白で太っていてマザコンで…そして精神科には、伊良部に勝るとも劣らない、変わった患者が訪れるのであった。



 伊良部のキャラクターはもちろん、プール依存症に携帯電話中毒など、一風変わった人々が登場します。互いにどこかズレているようなやり取りが面白く、短編集ということもあってサクッと読めてしまいました。伊良部の(謎の)ポジティブシンキングは凄い…ある意味タフネスとも言えます。それぞれの症状の直し方が多少荒唐無稽なところは否めませんが、娯楽小説として楽しめる範疇ではあります。

イン・ザ・プール (文春文庫)/文藝春秋

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2015-01-26 12:49:51

『超戦士ガンダム野郎(ハイパーせんしガンダムボーイ)』 1巻

テーマ:漫画
 『超戦士ガンダム野郎(ハイパーせんしガンダムボーイ)』(原案・監修:大河原邦男/原作:クラフト団/漫画:やまと虹一) 1巻

―あらすじ―
 究極のガンダム・ハイパーガンダムをつくるべく設立された「ガンダム研究会(G研)」。SDガンダムが大好きな天知大河は、G研設立の話を知り入学テストを受けることに。何とか合格し、G研の一員となった大河。果たしてハイパーガンダムを創造することができるのか。



 1989年1月号から1993年11月まで、今は無き「コミックボンボン」で連載していたガンダム漫画です。ガンダムのプラモデル(いわゆるガンプラ)を操って戦う作品であり、アニメの『機動戦士ガンダム』などとはまた違った趣の作品です。元祖SDガンダムやBB戦士といった、SD(スーパーディフォルメ)されたちびっこいガンプラたちを主な登場機体とし、また、戦国時代の武者をモチーフにした「武者頑駄無」シリーズが中心となっています("ガンダム"も"頑駄無"と漢字で和風に表記されます)。

 約25年の時を経て復活してくれた本作品。主人公がローラースケートを履いていたり、ハタ坊のギャグやヒロインのあだ名が「のりピー」というあたりに時代を感じます。また、漫画の登場人物の一部は実在の人物であるため、巻末にインタビューを掲載してくれているのは嬉しいポイントです。欲を言えば、カラーページはカラーのまま掲載してほしかったですが…表紙も描き下ろしではないんですよね。

 実は私はアニメのガンダムを全く知らないのですが、この作品だけは大好きでコミックスも集めていました。おそらく、人生で一番最初に好きになった漫画でしょう。好きになったポイントは、①武者頑駄無はアニメのガンダムシリーズとは別物(=アニメを知らなくても問題ない/そもそも主人公もアニメの知識ゼロ)、②私の好きな戦国時代がモチーフのガンダムが多い、③私自身が何かを作るのが好きだった、の3点が大きかったように思います。

 なぜリアルタイプのガンプラでなくSDのタイプ(BB戦士)に興味を持ったかはもはや記憶にありませんが、武者がモチーフだったのが大きいのかなとも思います。武者とガンダムを融合させた人のセンスは素晴らしいですよ。また、BB戦士は2等身で可愛らしいのも魅力の1つですね(目の部分も、BB戦士は瞳がついたバージョンがあり、ロボットというよりも生物的な感があります)。

 大人になった今でもガンプラを作りたくなることがあり、2012年の年末には「レジェンドBB 武者頑駄無」を買いました。下はその写真です。武者頑駄無の現代風リメイク版であり、昔のものに比べると等身が上がったり可動域が増えたりと、時代の進化を目の当たりにしました。本当はもっと色々と買いたいとも思っています。が、作るのは面白いのですが、作り終えたものを収納する(飾る)場所がなく…別のリメイク版や他の武者頑駄無も様々な種類が出ており、たまにサイトを見てはワクワクしております。BB戦士は値段も1000円前後と、そんなに高くないんですよね(リアルなタイプは3000円くらいします)。悩みどころ。

レジェンドBB 武者頑駄無① レジェンドBB 武者頑駄無②

新装版 超戦士 ガンダム野郎(1) (KCデラックス )/講談社

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2015-01-23 22:36:19

『上杉謙信』

テーマ:
 『上杉謙信』(吉川英治)

―あらすじ―
 越後に産まれ、武田信玄と死闘を繰り広げた上杉謙信。彼の人物像とは。



 全1巻ということもあってか、最も有名な「第4回目の川中島の戦い」を中心とした構成になっており、上杉謙信の前半生や晩年はあまり書かれておりません。信玄側からの視点も多く、両者ともに主人公と呼べるような構成でした。美味しいとこ取りと言える内容でもあり、もっとじっくりと謙信の生涯を書いてほしいとも思いますが、ページをめくる手が手が止まらなかったのも事実です。

上杉謙信 (吉川英治歴史時代文庫)/講談社

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2015-01-19 10:20:18

『カンナ 京都の霊前』

テーマ:
 『カンナ 京都の霊前』(高田崇史)

―あらすじ―
 鴨志田甲斐は、由緒正しい出賀茂神社の跡取りであり、伊賀忍者の末裔でもある。実家の神社から盗まれた社伝の行方と、兄と慕っていた諒司の失踪。諒司を探して全国を巡る中で、ついに京都・太秦にてそれぞれの組織が邂逅する。



 シリーズ最終巻は「天皇」です。シリーズで語られてきた"敗者の歴史"と合わせ、蘇我氏と天皇家について書かれています。「蘇我大臣馬子傳暦」(社伝)に書かれた内容や、天皇家を覆そうとする組織との戦いが描かれるなど、最終巻だけに盛りだくさんの内容でした。一時期、蘇我氏についての様々な新書を読んだこともあり、蘇我氏と天皇家の関係性については楽しんで読めました。とは言え社伝がそもそも偽書なので、「どうとでもオチはつくよね」と、やや冷めた目で見てしまったのも事実ですが…

カンナ 京都の霊前 (講談社文庫)/講談社

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2015-01-16 14:28:19

『春期限定いちごタルト事件』(再読)

テーマ:再読
 『春期限定いちごタルト事件』(米澤穂信)

―あらすじ―
 目立つことは極力避け、平穏な毎日を理想とする「小市民」を目指す小鳩君と小佐内さん。高校生として平穏な毎日を、と思いつつも、何故か2人の前には謎が現れ、それを解く羽目に。理想はいずこ。



 「小市民」という言葉が示すように、ミステリーでありながらも殺人事件などは起こらず、日常のちょっとした謎(ココアの作り方、盗難自転車の行方など)が扱われています。ライトノベルのようにあっさり読めるあたりが特徴です。とは言え謎はしっかりと練られており、ミステリー初心者でもサクッと読めて嬉しい作りになっています。

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)/東京創元社

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2015-01-13 13:53:14

『ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン』

テーマ:
 『ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン』(上遠野浩平)

―あらすじ―
 記憶をなくした明日那、統和機構の合成人間である成城、ブギーポップに憧れる狭間。3人の少女たちはブギーポップを探り始める。



 水乃星透子だけでなく、早乙女正美や百合原美奈子といったシリーズ第1作・『ブギーポップは笑わない』の登場人物が再登場するなど、予想外の展開がありました。「人々は何かを忘れることで先に進んでいける」ことがテーマでしょう。3人の少女たちがブギーポップを追ってわいわい話をするあたりは、『ブギーポップ・イン・ザ・ミラー 「パンドラ」』を彷彿とさせてくれました(ユージンも再登場しましたし)。

ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン (電撃文庫)/アスキー・メディアワークス

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2015-01-10 11:08:11

『零崎曲識の人間人間』(再読)

テーマ:再読
 『零崎曲識の人間人間』(西尾維新)

―あらすじ―
 戯言シリーズの外伝作品・人間シリーズ第3弾。“殺し名”第三位に列せられる零崎一賊。「少女趣味(ボルトキープ)」の二つ名で知られる零崎曲識の前に、数々の敵が現れる。



 音使いの殺人鬼である曲識を主人公とした短編が集められています。曲識の技自体は特に目新しいようには思えませんでしたが、そのキャラクターや、やや切ないラスト、戯言シリーズで語られなかった話など、作品としてはよくまとまった1冊でした。

零崎曲識の人間人間 (講談社文庫)/講談社

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2015-01-07 14:59:49

『零崎軋識の人間ノック』(再々読)

テーマ:再読
 『零崎軋識の人間ノック』(西尾維新)

―あらすじ―
 戯言シリーズの外伝作品・人間シリーズ第2弾。“殺し名”第三位に列せられる零崎一賊。「愚神礼賛(シームレスバイアス)」の二つ名で知られる零崎軋識の前に、数々の敵が現れる。



 「久しく読んでいないなあ」と思い改めて読み返しましたが、昔の記事を見返せば、何と2012年の5月に読んでいました。しかも2007年にすでに読んでいるので再々読になりました。

 『零崎双識の人間試験』と同じく、戯言シリーズに出て来る殺人鬼集団・零崎一賊という集団が主役のシリーズです。昔は「零崎軋識=やや地味」と感じていましたが、改めて読むと、他の零崎一賊に比べて零崎軋識が一番人間味があるように思えました。変に捻ったキャラクターよりも好感が持てますね。収録の短編の中では、雀の竹取山決戦は誰が勝つか分からなかったので楽しんで読めました。

零崎軋識の人間ノック (講談社文庫)/講談社

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2015-01-04 09:42:40

『他人事』(再読)

テーマ:再読
 『他人事』(平山夢明)

―あらすじ―
 所詮は他人事か――理不尽な暴力や無関心による恐怖を描く、悪夢の14編。



 筒井康隆風の、ダークにヒネッた作品が多く収録されており、なかなか面白く読むことが出来ました。が、どうにも個人的に合わない話もありました。以前、夢と現の間を描いた『安南の王子』(山川方夫)という小説を読んだときに感じた、「理由(動機)やオチが無い作品は受け付けない」ことを再確認することとなりました。今回の短編の中では、青年2人に中年女性が暴力を振るわれる「仔猫と天然ガス」などはその典型です。暴力を振るう側に、振るうだけの理由があれば納得できたのですが。「しょっぱいBBQ」などもどうにも。

 面白かったのは、真のイジメ犯人を探索する「れざれはおそろしい」、飛び降り自殺を試みる男女を描いた「人間失格」などですね。淡々と息子の殺害計画を練る「倅解体」や、ややオチは読めるものの、『眼球綺譚』(綾辻行人)収録の「特別料理」を髣髴とさせる「たったひとくちで…」なども楽しく読めます。理由さえあれば、暴力描写が過度かどうかなどは微々たる問題なのです。

他人事 (集英社文庫)/集英社

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2015-01-01 00:00:01

謹賀新年(2015)

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 明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
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