コンサルタントやアドバイザー系、デザインや制作系の仕事をしていると、自分は、プロとしてこうした方がいいという明確な意見があるのに、お客様がどうしてもそれに「うん」と言わない時ってありますよね?そんな時、どうしていますか?
(コンサルタント Bさん)
こんにちは。青山華子です。
私の場合も、こんな風に悩むこと、よくあります。
例えば、Aをやったほうがいいのに、お客様はAはやりたくないという。Bにこだわっても仕方がないのに、どうしてもBをやりたい、等。
私は以下のような方針をざっくり決めています。
・まずお客様にその理由を聞く
(やりたくない理由、やりたい理由)
・次に自分は何故、それをやったほうがいいと思うのかその目的や根拠をできるだけ客観的なデータなどで示す
↓
・その場合のメリットと予想できるデメリットをきちんと説明する
↓・その上で、それでもお客様が自分の思うとおりにやりたいと主張するなら、意見に従う
※ただし、違法行為などが含まれる場合を除きます
たいていの場合、お客様の方が少し意見を譲り、私の方もそれに合わせて修正案を提案し、折衷案に落ち着くことが多いです。
場合によっては、「やっぱり青山さんの言うとおりにやります」ということもあります。
理由に納得した場合「では、お客様のプランでいきましょう」ということも、もちろんあります。
が!
時には、誰がどう見てもそれはおススメしない、やらないほうがいいのに、がんとして意見を変えないお客様もいらっしゃいます。
ある企業様から、WEBのリニューアルを依頼された時のこと。
なんと!中身は私の提案したものでいいが、文字の色を、蛍光色の緑にして欲しいとおっしゃるのです。
こんな色ですよ。
ええええっ!?
こ、この色をWEBの文章の文字色に使うんですか!?
どう見たってユーザーにとって「目がちかちかして読みにくい」
色ですよね、これ。
そもそもWEBの文字色っていうのは、黒か、黒に近いグレーが推奨と決まっています。
そこにあまり異論を唱える方はいらっしゃいません。
お客様が、その色にこだわる理由は、ここでは書けないのですが、なるほど、それはわかるけれども、う~ん・・・・という内容で、どうするべきか本当に困りました。
何度も何度も話し合った結果、どうしても譲れないということで、リスクもわかった上で、それでもいいとおっしゃるので、お客様の意見を優先することになりました。
かくして、今まで見たこともないWEBが出来上がったのです。
お客様はとても満足したらしく、「素晴らしいですね!」と一言。
今でもその時の判断が、正しかったのかどうかわかりません。
ケンカしてでも、やめてもらうべきだったのか、それともプロとして制作を降りるべきだったのか。
私にとって忘れられない出来事です。
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