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澤瀉屋の市川猿之助の裁判がありました。
罪名は【自殺幇助】です。

ご両親お二方は亡くなっておられますから、死人に口なしで猿之助だけの証言によります。

然しですよ、彼も自殺を目指して死ねなかった訳ですけれど、その前に、両親に薬を飲ませたり、睡眠薬の量が死に至らぬ量だったのでビニール袋をかぶせて窒息させたわけでしょ。
それって幇助の域を超えてませんか。

 

そして薬の量を隠すためにそれらが推測できるもの一切とビニール袋も始末処理していますよね。

だいぶ冷静な事後処理じゃございませんか。

彼は慶応大卒でテレビのクイズ番組などにも歌舞伎俳優では断トツ出演が多かったし、頭の巡りは人並み以上でしょう。

そういう彼が、ま、週刊誌の性的嗜好の面でのセクハラやパラハラの記事が出ることに追い詰められたとしても、内面に籠り過ぎたにしても、ならばこそ、両親の死に至る前後の向い方処理方が冷静過ぎませんか。

 

その落ち着き方で、自分の自殺への向い方も本気で死ぬつもりだったか少々怪しいものを感じます。

別に、どうしても彼に刑務所に行ってもらいたいということではなく、少し彼の立場、つまり歌舞伎俳優としての立場・有名人としての立場に、皆が、つまり、検察(検察官との丁々発止のやり取りでも彼は演技も加えて、だいぶ計算高く優位に立っていたのではないかと推測してしまいます)にしても、歌舞伎界を囲む諸々の関係者たちにしても、一般人歌舞伎・澤瀉屋ファンにしても、他の名もなき同じ罪を犯した人に比べたら、甘すぎませんかという気がします。

 

彼はこれから歌舞伎界(舞台での出演や演出家や脚本等でしょう)で罪を償っていきたい、と裁判でも述べたそうですが、当初から、彼自身が、ご両親の死に対して、あまり呵責を感じていなさそうで、なんだかなあ~という思いがいたしますのは私だけでしょうか。


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