堺筋本町近く、大阪産業創造館の中にある

「大阪企業家ミュージアム」へ行って参りました。

URL : http://www.kigyoka.jp/



豊臣秀吉の時代に、市場経済の基礎ができた大阪は

江戸時代以降も"天下の台所"として繁栄しました。


400年前、大阪夏の陣での敗戦以降(大阪府特別顧問:上山信一氏)

幕府の天領化により、政治意識を召し上げられたという大阪。


民の街、自律自助の気概、独立心による街づくり。

江戸時代の大坂にあった184の橋のうち

幕府がかけたものはわずか12だったそうです。


当時の藩の収入は米、生活は貨幣。

堂島川のほとりに米市場ができ

また、両替商による為替、信用創造機能という社会基盤ができました。


権威や身分にとらわれず

合理性、創意工夫により、産業を生み出してきた大阪。


電機、繊維、製鉄、貿易、電鉄、流通、建設、金融…

戦後日本を牽引した各業界の雄も、大阪を出発点とする企業が多いのです。


その誇りと、潜在するパワーを

わずか1時間ほどで実感できる、「大阪人必見のミュージアム」でした。


大阪の産業を知り尽くしたサポートスタッフの方が

とても親切にガイドをしてくださりますので、どなたにもお楽しみいただけます。



【追伸】

市民大学(通称:ワガヤネヤガワ大学)で出会った

同ミュージアムサポートスタッフの方から、この施設を教えていただきました。


地域で縁あって

"目を見開かされる経験"をさせて頂けることは

若輩者の私にとって、本当にありがたいことであります。