靭公園の南にある靭本町がく。
店主は㐂川出身。あまから手帖に紹介されていて来てみた
かったのだが、なかなか機会がなかった。ロイヤルホテル
での会合の帰りに寄ってみた。
いつものようにウーロン茶を頼む。
付きだしは野菜の煮びたしから。
これが結構美味しく期待感が高まる。
今回はアラカルトで注文。
まず津居山港のせこガニ。近海で獲れるので美味しいと
さんざん城崎温泉の旅館で説明された。確かに美味しい。
つぎは月の輪熊のお椀。
脂身が美味しい。
次は大好物ののどぐろの塩焼き。
最近読んだ小説で宮本輝氏の三十光年の星たちに、
のどぐろの塩焼きを食べるシーンがあり、それ以来よく
食べるようになった。
店主今川氏も最近その小説を読んだという。
またテニスの錦織圭氏ものどぐろの塩焼きのファンだという。
店主にによって慎重に焼かれるのどぐろ。炭床もいい。
焼きあがったのどぐろ。対馬のブランド魚、紅瞳。
さすがの美味しさ。溜息が出る。これまで食べたのどぐろ
の塩焼きのなかで最も美味しかった。
そして〆は釜炊きのズワイ蟹のかに御飯。
世の中の最も美味しいものの一つだろう。
おかわりにはおこげが入っていた。
極上の和食をこれだけ食べて1万5000円位。
欲しいものだけをアラカルトで食べることが出来るので
満足度は高い。