以前からあまから手帖を見て気になっていた魚肴しまだ。

食べログを見ると結構料金が高い。いい魚を仕入れている

のかもしれぬ。勇気を出して(笑)行ってみた。




店内はカウンター中心。カウンターの前にはメニューが

手書きされていて一目で喜川系列と解る。カウンター内

には店主と奥さんが入っている。


ウーロン茶。


付きだしの野菜のぬたあえ。奥さん担当らしい。



かわはぎの造り。肝を巻いて食べるような感じ。

良く出来ている。



皮の湯引きも。


次に頼んだのがきんきの塩焼き。
きんきの片身を焼いている。



美味しそう。


身は脂がのって美味しい。


カマの部分は最も美味しい。




次に頼んだのがあまから手帖に載っている

カニ味噌のグラタン。


カニ味噌がたっぷり。白く見えるのはチーズ。

私はあまり好きではないが女子受けはよさそう。

私は最近思うのだが、喜川系の店の洋食は、洋食の店が

少なかった時には、美味しかった。私も上野氏の洋食を

散々美味しくいただいた。しかしこれだけイタリアンやフレ

ンチの店が増えて美味しくなった現状では、和の職人が

片手間で作る洋食は、だんだんすたれていくと思われる。

むしろ和の分子料理とか新しいジャンルに挑戦すべき時

なのではないだろうか。



〆のめんたいこ御飯。


めんたいこがたっぷり。


食べ終わって店主と少し話をしたが、さんまは割烹レベル

では8月の魚らしい。それでは刀魚という漢字も泣くだ

ろう。高級食材を惜しげもなく使う態度は立派だが、料理

のレベルも同じ価格帯の清水やゆうのに比べてちょっと

物足りなかった。特に焼きがイマイチ。このレベルなら

炭床を入れるべきだろう。




しかしこの日は台風明けで魚が少なかったのも事実。

一回だけですべてを判定するのには無理がある。

店主夫婦もまだ若い。今後も温かく見守っていこうと思う。







魚肴 しま田割烹・小料理 / 日本橋駅近鉄日本橋駅心斎橋駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5