。 :  各ブランドの方向性や位置づけについて説明いただけますか。 Mad Catz Interactive グループプロダクトマネージャー Chris Carroll(クリス?キャロル)氏 Chris氏:  はい。ではまずMad Catzブランドからですが,これは,ゲーム機向けの周辺機器ブランドです。据え置き機から携帯機までを広くカバーし,対象も一般層からハードコアユーザーまで,幅広く対応できるラインナップです。今回紹介したいのは,この「Street Fighter IV Arcade FightStick Tournament Edition S」(以下,TE-S)という……。 :  ああ,これは個人的にも愛用しています(笑)。 Chris氏:  それはどうも(笑)。これはと連動して展開しているアーケードスティックの製品です。このMark(Mark Julio氏)が製品マネージャーで,カプコンと協力して開発にあたっています。 Mark Julio氏(以下,Mark氏):  このアーケードスティックは,既存製品にゲームのロゴを付けただけという,“よくあるライセンス製品”とは一線を画したものを目指して開発しました。プレイフィールやデザインなども含めて,格闘ゲームをプレイする楽しさがもっと広がるような製品にしたかったんです。  今回お持ちしたのはこのアーケードスティックだけですが,「FightPad」というゲームパッドも用意していまして,そちらも一定以上の評価を得ています。 :  アーケードスティック製品について,もう少し突っ込んで聞かせてください,ファイターズクラブ RMT。  アーケードスティックというのは,マウスなどと比べても構造が単純な製品ですよね? となると,他社製品との差別化や,製品自体の革新が,ほかのジャンルより難しいと思うのですが,そこはどうお考えですか。 Chris氏:  他社製品との違いはあると思っています。ユーザーからは「Mad Catzはデザイン重視」と思われているかもしれませんが,我々には,長年つちかってきた部品や構造の研究成果,そしてユーザーからのフィードバックがあり,そういうものが,最終的な製品には現れてきます。違いの分かるプレイヤーには,そこは必ず分かってもらえるはずです。 :  では製品の革新という観点ではいかがでしょう。アーケードスティックは,まだ進化の余地を残していますか? 個人的な意見ですが,今のTE-Sがあれば,あと10年はこのまま使い続けてしまいそうです
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