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2016-07-24 23:40:00

子宮内膜症と着床不全・・・SART データベース評価結果 2016/07/24

テーマ:ブログ
子宮内膜症がやっかいな病気であることをご存知の女性の方は多いと思います。
米国のSociety for Assisted Reproductive Technology (SART)のデータベースから
内膜症だけを持つ不妊カップル(E群)、内膜症に加えて他の不妊原因を合併する内膜症カップル(E+O群)、内膜症以外の不妊原因を合併するカップル(O群)のART治療成績を比較した後ろ向きコホート研究を紹介します。(Senapati S et al., Fertil Steril. 2016 Jul;106(1):164-171.)

研究期間:2008 ~ 2010
対象:新鮮/凍結融解自家胚移植347,185周期
評価法:採卵数、着床率、生産率

結果:
・内膜症は全解析周期の11%に診断されていた。その64%はE+O群、残り36%がE群であった。
E+O群が合併する不妊原因の内訳は男性因子が42%、卵管因子が29%、卵巣予備能低下が22%であった。
・O群と比べて、E群およびE+O群の採卵数は有意に低かった。
・O群と比べて、E+O群の着床率・生産率は有意に低かったが、E群では同等以上の生産率であった。

興味深い結果をいくつも含んでいる。
まず、内膜症を持つ不妊カップルの約2/3は、内膜症以外の不妊原因を抱えていた。不妊原因が内膜症だけというカップルの方が圧倒的に少なかったという。
内膜症は低採卵数、低着床率、低生産率と関連していたが、これには他の不妊原因の合併が関与している可能性がある。より多くの不妊原因を持つカップルほど妊娠成績が低下するのは自然な結果と云えるが、なんと驚いたことに不妊原因が内膜症だけのカップルでは、内膜症以外の不妊原因を持つカップルよりも生産率が高かったそうです。

内膜症カップルのART妊娠成績は、他の不妊原因を持つカップルや原因不明不妊カップルと同等とするメタ解析結果がすでに出てきています。内膜症の方は悲観的にならず積極的にART治療をご検討ください。

今日の一曲:De La Soul / Change In Speak ヒップポップは詳しくないがデラソウルやATCQ、ジャングルブラザーズなどネクスト・スクールの緩いラップは大好きだ。彼らは活動を再開し新譜リリースを予定しているようで、3年前の内膜症啓蒙集会でも歌ったそうだ。ここではCymandeのカッコいいファンキー・ナンバーを引用している。

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