まだ1回しか観てないけど | sgtのブログ

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歌うことが好きです。コロナ禍で一度はしぼみかけた合唱への熱が''22年〜むしろ強まっています。クラシック音楽を遅まきながら学び始める一方、嵐の曲はいまも大好きです。


*はじめにおことわり*

ブログテーマ「しのびのくに」の記事は
思いっきり、映画「忍びの国」のネタバレな内容になっています。

早い時期からネタバレ記事を投稿するのはエチケット違反かとも思いましたが、
映画を観ていろんなことを思ってしまったため、
少しずつほどいていかないと頭がこんがらかりそうなので、
あくまで自分本位で好き放題に書いてしまっています。

映画をこれからご覧になる方は
回れ右していただけるようお願いします。












同じ映画を複数回、映画館で観る
ふだん私はそういうことをしません。


でも「忍びの国」は
まだまだ確かめたいところがいくつもあるし、
無門のアクション、そして平兵衛との対決、あれを大きなスクリーンで味わう贅沢は何にも代えがたいので
見る気まんまんです(o^^o)


とはいえこの一週間、
直感的な印象を反芻するのもまた楽しかったな(*´ω`*)


今週中には2回目にゴー!のつもりですので、
初見の印象を抱いていられるのもあとわずか、ということで、
個人的に引っかかったところを自由に拾っておこうと思います。


1回観たきりですから、勘違いもあるかもしれませんが、
それはそれで、見直したとき新たな発見に感動できますよね←開き直りポジティブ












メインキャラクターではないので申し訳ないんですけども、
私がこの映画でグッときた場面に、
國村隼さん演じる北畠具教の死に様を入れないわけにはいきません。


〈織田信長の息子を婿に迎えることで
大切な所領と愛する家臣の安寧を重んじた具教


しかし主君に忠実な具教の家臣たちは、
粗暴で幼稚な「若殿」を新たなあるじとして到底受け入れられず、
城内の空気はぎくしゃくしていた


この不穏な空気を信長に悟られては、
家臣はおろか伊勢全体が危なくなると感じた具教は、
婿殿(信雄)をわざと逆上させ、
信雄の命令で家臣に自分を斬らせるように仕向けた〉


…間違ってないかな?
間違ってたらごめんなさいね。


進むも地獄、退くも地獄という状況の中、強引に「進む地獄」へ導くという形で、具教は家臣たちを守った
私にはそんなふうに見えました。


ほんのいっときの場面だけなのに、
痛いほど伝わってくる主従の固い絆、
それを、最も重用していたであろう家臣・日置大膳に絶ち切らせる具教と、
咄嗟に仲間を守ろうとしたとはいえ、敬愛する主君に刃を向けてしまった大膳。


平日昼間、周りの方とのスペースを充分に確保した席で鑑賞することができましたので、
このシーンで私は思わず「うわぁ…」と声を上げてしまいました。


ぶっちゃけ、
ホントはこんなエピソードなどなかったのかもしれません。


でも「史実から大きく逸れてさえいなければ、謎なところは想像で埋めてよし」
というのが歴史物語の醍醐味だと思っている私は、
この美しい「脚色」が真実と思えるほど、ずずんと響きました。


このシーンがあったからこそ、
大膳がのちに信雄を「殿」と呼ぶ、
その決意が活きてくる、
と思うのですよ。
…その瞬間、鳥肌立ちましたもの。


以上、重箱の隅つつくの助ですが、
お気に入りシーンについて喋っちゃいました。
間違ってるトコあったら訂正よろしくお願いします〜←自分で確かめろ