(世はあゆはぴの幸せのさなかというのに、暗ーい内容でごめんなさい。
合唱する人なら誰でも知っている宝物のような詩に、私の勝手な思いをかぶせてしまったことも、あわせてごめんなさい)
降りしきれ 雨よ
降りしきれ
すべて
許し合うものの上に
また
許し合えぬものの上に
(高野喜久雄『雨』より)
平和は許すことから始まる と
どこかの国の王妃が言っていた
許せないものを抱えた心に
平和は訪れないのかもしれないけれど
誰にも等しく 静かに
時間は降りそそぐから
諦めないでいたい
いつか
ゆるす 心を持つことを
なるようにしかならないことは
なすにまかせて
自ら清くなることはできなくても
治る力はあるはずだから