長かった夏休みもとうとう終わりです
今年の夏休みはいつもより、だらだら過ごすことが多かったように思います
あとお金もよく使いました・・・。
子どもたちとよく遊んだってことでしょうか(^_^;)
もう、すっからかんです
さて、そんな夏休みの終わりに、わが家ではちょっとした出来事がありました。
本当に小さな、でもちょっと素敵な、奇跡のような体験をしました。
今年の夏わが家では、次男くんが育てていたカブトムシが成虫になり、
メスのカブトムシを一匹飼育していました。
名前は『ゴンザレス』。
(誰が最初に呼び始めたのか、今となっては分かりませんが・・・)
最近になってこのゴンザレスが、夜になると飼育ケースの中を飛び回り、
壁に激突しては落ちる、を繰り返していて、
何となくですが、外に出たいのかな~と思うようになりました。
飼育ケースの中で生まれて飼育ケースの中で死んでいくのは不憫に思えたし、
メスやし、オスと出会って卵を産まなければ、天命をまっとうできないのでは・・・?
とも思い、外へ放してあげようかと、子どもたちと話をしました。
外へ放すことも、躊躇はありました。
今の時期、まだ仲間はいてるのか、エサになりそうなものはちゃんとあるんやろうか、と。
でも家族で話した結果、放すことにしたんです。
そして3日前、近所の公園の木に、ゴンザレスを放しました。
誰かに見つかって、捕まったらアカンでって、声をかけて。
するとそのゴンザレスが昨日の夜、わが家に帰ってきたんです!!!
実家に預けていた次男くんを迎えに行くため、夜、外へ出ようとすると、
ドアの向こうでひっくり返ってもがいてる虫を発見しました。
暗かったのではじめはゴキ○○と勘違いしてしまった私
ちょうどそこへ帰宅してきたパパに見てもらうと、
「カブトムシや・・・」と、パパ。
明るいところで確認すると、確かにそれはメスのカブトムシでした。
「ゴンザレス・・・やんな?」
パパが言うには、こんな住宅街で、しかも夏の終わりに、同じようなメスのカブトムシが
ほかにいてるとは思われへん、との事。
ゴンザレスを放した公園からわが家までが十数メートルしか離れてないこともあり、
ほぼ間違いないだろうということになりました。
それにしてもビックリです。
子どもたちは、「やっぱり家がよかったんや!」と言って喜びましたが、
犬じゃあるまいし、ゴンザレスがわが家を認識して帰ってきたとは思えません。
でも、だったらすごい確率の偶然だと思うんです。
公園を出て、ふらふら飛んで、行きついた場所がたまたまわが家だった・・・。
何とも不思議な体験をした気分です。
こんなことがあるなんて・・・。
そして、帰ってきたゴンザレスをめぐって、また家族会議です。
一応、外を旅してきたわけやし、うちがいいようやし、死ぬまで飼うのか、
再び放すのか。
で、結局また放すことにしました。
今度は家から車で1時間ほど行ったところにある山の中です。
パパが、ここならカブトムシがたくさんいてる、と言うので、
この時期でもまだ生き残ってる仲間がいることを期待して、放しました。
できればオスと出会って、卵を産んでほしいな~と、願いをこめて。
すると次男くん、今度こそゴンザレスとお別れだというのが分かったからか、突然泣き出して
しまいました。
今まで、何に対しても見せたことのない感情だったんじゃないかと思います。
一度ゴンザレスが帰ってきたことがよっぽど嬉しかったんですね、きっと。
そんな感情をあらわにする次男くんを見て、何かほっこりしました(^-^)
わが家にとって、ちょっと素敵な夏の出来事となりました