トーマスにも鉛 | 子供のニュース

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 米紙シカゴ・トリビューン(電子版)は、塗料に有害物質の鉛が混入していたとして幼児向けの木製おもちゃ「きかんしゃトーマス」の自主回収が始まった件で、同じ米メーカー「RC2コーポレーション」(イリノイ州)が製造した合金製「トーマス」シリーズでも、過去に米消費者製品安全委員会(CPSC)に鉛の混入報告があったと報じた。

ただ、CPSCはこの合金製シリーズについてはいまだに警告を出していないという。

 同紙によると、ミズーリ州カンザスシティーの公共衛生当局の鉛被害防止担当者が2006年2月に、体内から高水準の鉛が検出された子供の家を訪問し調べたところ、RC2社の合金製のトーマス・シリーズ「テイク・アロング・トーマス」のオレンジ色に塗られたおもちゃから鉛が検出されたとしている。

 同担当者はCPSCに対し報告したが、その後、この担当者にCPSCから何の連絡もなかったという。

 先ごろ鉛の混入が確認されRC2が自主回収に踏み切ったのは中国で製造された木製のトーマス・シリーズで、RC2は、合金製トーマス・シリーズがどこで製造されたか、また、木製のシリーズと同じ工場かどうかは明らかにするつもりはないとしている。