リトアニアで評価される日本人 | 子供のニュース

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 天皇、皇后両陛下は、リトアニアに入り、第2次大戦中にナチス・ドイツから迫害された多くのユダヤ人を救った外交官、故・杉原千畝氏の記念碑に立ち寄られたという。
 同国には杉原氏の記念館や名を冠した通りがあるが、遺族は「両陛下のご訪問で、杉原の人道的行為が改めて報われた思い。本人もきっと喜んでいると思います」と話しているそうだ。
 杉原氏は1939年から2年間、リトアニアの領事代理を務めた間、ナチス・ドイツに追われた多くのユダヤ人難民に、外務省の方針に反して日本通過ビザを発給し、約6000人の命を救ったとされている。

 こうした功績が次第に評価され、リトアニアは91年に日本と国交を回復させた際、ビリニュス市の通りのひとつを「スギハラ通り」と命名し、杉原氏がビザを発給した旧日本領事館も杉原記念館として保存されているのだそうだ。

 今回、両陛下が訪問された記念碑は、01年に母校・早稲田大学の寄贈で、ビリニュス市の河畔に建てられたもので、両陛下はアダムクス大統領夫妻とともにリトアニアの外相の説明をお受けになられた後、記念碑に歩み寄り、埋め込まれたビザの写真製版や杉原氏の顔のレリーフにじっと見入っておられたという。

 この前に行われた昼食会でも、大統領は杉原氏が日本とリトアニアの間に「外交業務を超えた特別な懸け橋」を作ったと述べ、「常にリトアニア国民の尊敬を集めている」と評価したそうだ。

 杉原氏は海外で評価される一方で、日本国内では冷たい扱いを受けていたとされ、00年に当時の外相が遺族に「ご無礼があった」と謝罪した程だ。
 関係者のひとりは「杉原の行為をめぐり様々な声があるのは確か。だが、(今回の訪問が)何よりも平和の大切さを見直す契機になって欲しい」と話している。

 仕事上の様々な約束事を守る事も大切だろう。しかし、その前に1人の人間である事はもっと大切な事だ!

 杉原さんは子供にも是非語り継ぎたい方だ!