国際フォーラムで開催された「福島県産食肉シンポジウム」に参加して来ました。
東日本大震災による原発事故以来、福島県産食肉産業は大きな打撃を受けているとのこと。
私も農家の娘として、福島県の農畜産業について勉強したいと思い参加しました。
全頭検査をして国の基準値以下のものしか出荷していない、流通していないので安心安全、との事を今後もどんどんアピールして行きたいとのことで、パネルも用意されていました。
今回は福島牛、エゴマ豚、会津地鶏でした。
会津地鶏も比内地鶏と同じ固有種で、食肉用に品種改良されて飼育した鶏肉だそうです。噛みごたえがしっかりしているのに固くなくて美味しかったです。
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放射性物質による汚染は不安ですし、ネットには色々な情報が流れて来ます。
生活に欠かせない電力を個人が自給自足出来ない限り(ソーラーパネルで自給自足可能、と思われるかもしれませんが、そもそもそのソーラーパネルを作ること自体にも電力が必要です。)、今回の事故の責任を電力会社やその周辺の方々にだけ負わせるのは無理があると思っています。
国や東電のトップに対して「誰も責任を取っていない!」と声高に叫んでいても、その誰か数人か数十人かが引責辞任したからと言って、問題は何も解決しません。
それらの恩恵を受けていた皆が、少しずつ、引き受けるしかないのかなぁ、と思うのです。
この「引き受ける」と言う感覚、私にはとてもしっくり来るんですが、伝わるかなぁ…
放射能による健康被害は、目に見えないし命をも落としかねないとても怖くて恐ろしいもの。
誰だってそんな恐ろしいものからは逃れたいに決まってる。
だけど、それと比べ物にならないくらい、ずっと暮らしてきた大切な時間や想い出や言葉に出来ない感情や気持ちが詰まってる事も確か。
だからこそ、誰かのせい!って押し付けるのではなくて、お互いの気持ちを受け止めあって、辛い思いや不安な気持ちや苦労や苦しさを少しずつ、引き受ける。
そうやって行くしかないんじゃないかと思います。
だって電気使ってるでしょ?必要でしょ?
精神論でわかりにくいかもしれないですが、私はそう思うのです。
「食べて応援」なんて、おこがましいと思うのです。
だから、今まで通り、市販されているものは買って食べます。
今まで通りの、当たり前に、です。
それが、電気を使ってる私に出来る、一番の責任の引き受け方だと思っています。
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