「なんであれだけ勉強したのに、今回のテスト、こんなに点数が悪いんだ!」
「なんでお前はこんなに出来ないんだ!」
「なんでいつもこんなケアレスミスばかりするんだ!」
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
みなさんは子どもさんに、こんな言い方をすることないですか。
成績が思うように伸びない。
こっちも睡眠時間削って勉強のサポートしているのに、なぜ?
そんなイライラから、ついつい冒頭に述べたようなことを子どもさんに言ってしまうこと、少なからずあると思います。
しかし、こんなときはぐっとこらえて、「なんで?」を子どもさんにぶつけてはいけません。
こういう言い方、稀に子どもさんが自分で奮起し、いい方向へいくこともありますが、たいていの場合、百害あって一利なしです。
「なんでお前はこんなに出来ないんだ!」的な言い方を子どもさんにしていると、知らず知らずのうちに、その質問が子どもさんの潜在意識に刷り込まれていきます。
すると、潜在意識は、「なんでオレってこんなに出来ないんだろう?」という質問の答えを探し始めます。
この質問、たいていの場合、答えが見つかりません。
理由は簡単です。答えがわかっていれば、それを実行すればいいのですが、現在は、「そんなことオレが聞きたいよ。」というのが言われた方の心境です。
潜在意識って、どんなことでも答えを見つけようとするんですね。
たとえば私が高校の同級生と同窓会で話をしていたとしましょう。
「スケバン刑事って、初代は斉藤由貴だったけど、2代目って誰だっけ?」
「う~ん、顔は出てくるけど名前が出てこんな~。誰だっけ?」
「う~ん」
と話をしているいうち、まあいいか、ということになり、いつの間にか他の話題に移ってしまう。
よくあることですね。
こんなときでも潜在意識は、この質問、疑問に対する答えをサーチし続けます。
同窓会も終わり、家に帰り、翌朝、シャワーを浴びているとき、ふと、「そうだ、2代目は南野陽子じゃん」、と思い出します。
これって潜在意識が答えをサーチし続けた結果なんですね。
こんな質問だったらいいですが、これが、「オレって努力しているのになんでこんなに出来ないんだろう?」と思いつめ始めたら最悪です。
潜在意識は、「なぜオレはこんなに出来ないんだろう」という答えのない質問に対しても、答えを探そうとします。
つまり、ずーーぅっと答えのない答えを探し続けるわけですから、さすがに潜在意識も疲れてしまいます。
こうした答えのない、ネガティブな疑問が増えてくると、潜在意識は無いはずの答えを探すことでますます疲弊します。
この結果、勉強以外のことでも、何をやるにしてもモチベーションが上がらなくなる症状が出てきます。もっと悪くなってくると、ゲームや読書など、自分が好きだったことに対してもやる気がなくなってきます。
こうならないためには、ちょっとした工夫が必要です。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。