意外な一面 | 多文化子ども・若者日本語教室

多文化子ども・若者日本語教室

東京都福生市にある「多文化子ども・若者日本語教室」のブログです。(NPO法人青少年自立援助センター運営)
教室では、外国にルーツを持つ子どもと若者のための日本語学習・教科学習、高校進学サポートなどを実施しています。

福生子ども日本語教室の新学期開始から三日目・・・

まだ夏休み気分が蔓延しており、自宅に迎えに行っても

パジャマだったり・・・あせる

「先生、お弁当忘れた~」などと言ったり・・・です。あせる


さて、少し前のことになりますが、今月上旬に福生七夕祭りが

好天の中、開催されました。


今年 教室は、市民模擬店に「かき氷」と「お好み焼きスティック」を出店しました。ひらめき電球


模擬店は、教室のスタッフと子どもたちが調理補助と接客担当で参加します。

今年は例年にないくらい大勢の子どもたちが参加し、頑張って販売をしてくれました。


でも子どもたちの中には、まだあまり日本語が上手じゃない子もおり、ちゃんと接客できる

のかな・・・とちょっと心配もありました。

特に今年は、日本語が一歩進んでは二歩戻る・・・ようなR君が・・・汗


Rくんはかき氷の販売担当として、当日 店に入ってくれたのですが・・・

これが なんと 立派でした

いつもたどたどしい日本語で、発音も不明瞭な彼ですが、この時ばかりは

はっきりした大きな声で


「いらっしゃいませ」 「いちごかき氷をひとつ」 「~円です」


とスムーズに、しっかり日本語で接客していました。

これがあのRくんかと目を疑うほどでした。目


毎年、このお祭りでは子どもたちの意外な一面や隠れた才能を見ることができます。

Rくんもそうですね。

あのスローなRくんも「やる時はやる。日本語を堂々と話すことができる」ということが

わかりました。


また、教室を飛び出して外で「言葉」を使うということの大きさを改めて感じました。

これからも色々な機会を利用して、子どもたちを「外」に連れて行きたいと思います。


意外な一面を見せてくれたRくん。

これからもその一面をどんどん外に出していってくれるといいですね。合格