4月に新学期がスタートし、もう2ヶ月が過ぎました。
福生子ども日本語教室では、4月にゼロ初級で入った中学生は2人です。
先生たちがあれこれ工夫を凝らしても、なかなか定着せず、のんびりペースで進んでいた2人ですが、
もう2ヶ月がたち、「ゼロ初級」「日本に来たばかり」のフレーズも使えなくなってきました。
本当の「ゼロ初級」の新しい子どもも入ってきているし、そろそろテストで実力を見て、基準に達していれば進級、達していなければ再履修させる、ということになりました。
普段の授業で行なう簡単な「ひらがなテスト」などでさえとても嫌がり、結果が悪いと「先生、死にます」
と言って窓から飛び降りるまねをしたり、びりびりにやぶくマネをしたり・・・とにかくテスト嫌いな子どもたちですが、今回、先生からの説明を聞くと真面目な顔で「ウン、ウン」とうなずきながら聞いていました。
「えーーー」「いやだーー」という反応がくるとばかり思っていたわたしはちょっと拍子抜けしてしまうほどでした。
もしかして日本語通じてない?と思って何度も確認しましたが、「わかります、わかります」とのこと。
本人達も、このままではいけないとおもったのでしょうか?
それまでは、もう一度、再履修させたほうがいいかな?と思っていたわたしですか、その表情を見て「がんばって進級してほしい!」という気持ちになりました。
もうあと一週間しか時間はありませんが、できるだけ点を取ってほしい!と願っています。