面接の日本語 | 多文化子ども・若者日本語教室

多文化子ども・若者日本語教室

東京都福生市にある「多文化子ども・若者日本語教室」のブログです。(NPO法人青少年自立援助センター運営)
教室では、外国にルーツを持つ子どもと若者のための日本語学習・教科学習、高校進学サポートなどを実施しています。

今週の土曜日、2月23日の受験を控え、受験勉強も追い込みに入ってきましたメラメラ

特に日本語では、面接練習を繰り返し行っています。


面接で大切なことは面接のマナーと、

そしてビギナーレベルの子たちが特にしなければならないのは、「覚えること」です。

面接の想定問答の質問と答えを、とにかく、暗記する!!

そうすれば、その場で日本語を考えて答えたけど結局うまく伝わらなかった…ということが防げます!


というわけで、先生に手伝ってもらって自分で書いた答えを、みんな一生懸命暗記しました。


はじめこそ長い文がなかなか覚えられず苦労していましたが、最近やっと練習の成果が出てきて、スラスラ言えるようになってきました。


「ほとんど覚えたね~」


「はい、先生。私、もうだいたい大丈夫ですねニコニコ


と、嬉しそう。



でも、またここで大きな壁が一つ…


「あなたの家族は何人ですか」と言う質問には答えられても、


「家族構成を教えてください」と聞かれると…


ショック!?※?叫びドンッ


同じ内容の質問でも、色々な聞き方があり、面接ではフォーマルな聞き方をする場合も多く、

日本語がビギナーレベルの子にとっては、聞いたこともない言葉のオンパレードです。


「職業」ってなんだっけ?


「アルバイトと学業を両立」ってどういう意味?


「苦手」って意味分かる?


「就寝する」と「起床する」は?



「先生、もう、いっぱいあるよ~」

と言いながらも、新しい言葉をどんどん吸収していきます。

受験直前の集中力ってすごいなあ、と感心しました。


受験まで本当にあと少し。

これだけたくさんの努力が実を結ぶように、教師の方もしっかり支えて行きたいです。