【レポート】ストリートダンスの教育効果~読み書き発表コース~ | 表参道・白金台・茗荷谷・四谷 民間学童・幼児スクール

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こどもクリエ塾  白金台校 遠藤 奈央子です。


毎週月曜日は、読み書き発表コース です。

6-7月前半は、「なぜ、勉強をするのか?を考えるワークショップ」

プロ講師によるストリートダンスに取り組みました。


今回のプログラム監修は、昨年夏休みに引き続き、

猪島 勝美(いじま かつみ)先生 にお願いいたしました。

国立佐賀大学理工学部を卒業後、舞浜の大手テーマパークでダンサーとして12年間、

パレードやステージショーを中心に活動。
その傍ら、知名度NO.1である『Japan Dance Delight'96』でグランプリに輝くなど、

ダンスコンテストでも数多くの優勝経験を持つ、

まさに業界の方であれば誰でも知っておられるプロ中のプロ!です。



さて、

「なぜ、読み書き発表コース としてストリートダンスに取り組むのか?」

というご質問を多く頂きました。


文科省は、ダンス教育の教育効果をみとめ、ヒップホップなどのストリートダンスを

学習指導要綱にいれるなど、話題になっていますが、

その教育目標は、大きく4つ定めています。


1.仲間とのコミュニケーションを豊かにする。

2.感じを込めて踊る。
3.イメージを捉えて自己を表現する。
4.楽しさや喜びを味わう。



どれも、私たちの考える学びの要素として、とても重要なことだと考え、

今回、敢えて継続して年度初期の取り組みに取り入れました。


しかし、学びとして、もっとも重要なことは、楽しさや喜びを味わう。

ことです。

そのため、プロの先生に監修をお願いして、実施いたしました。




実際には、どうだったと言うと・・・・・・


正直、最初は大変でした。。。。叫び

普段の授業とは違い、机も椅子もない広い教室。

こどもたちはいつもと違う雰囲気のなか、テンションも高く、そして自由に動き回ります。


私たちは、授業の最初と最後は、クラスの中で代表を決めて、

教えて頂く先生に対して、全員がしっかりと挨拶をすることを指導しています。

誰か一人でも集まってしなかったり、姿勢が悪かったり、ふざけていたら、やり直し。

最初は、この挨拶が出来るまでに、10回ちかく、やり直しをしました。。。


また、授業が始まっても、

なれない身体の動き、硬さ、また照れもあり、

クラスの進行は、最初はゆっくりゆっくりと進みました。


しかし、毎回、地道に取り組むことで、色んな意味でこどもたちの成長が

見られました。


この2カ月弱の取り組みを振り返りながら、

文科省の定める4つの教育目標に沿って、取り組みを評価してみたいと思います。



1.仲間とのコミュニケーションを豊かにする。



毎回の授業では、チーム単位での練習と発表を実施しました。

このチーム制は、こどもたち個人で取り組みよりも、実に大きな成果が

得られたように思います。


最初は、個人がバラバラだったり、誰も何もしないでぼーっとしていても、

こちらが、チームの中でも役割を提示することで、ガラリと変わります。


・チーム全員の練習をリードする人

・覚えた振り付けを、皆なに見本としてしっかりと踊る人

・チームを後ろからみて、ついていけていない人などをサポートする人

などなど。

お互いの強みをもってチームに貢献していくことで、

全体として、ダンスの技術も向上することが出来ました。


もちろん、最初は、チーム間で取り組み姿勢にバラつきがあり、

特に男子チームは、最初は照れくささもあり、なかなか踊ろうとはしません。

しかし、実際に発表をすると、逆に踊れないことが、格好悪いことだと気がつきます。

自分たちで自主練習をしたり、

先生に自分たちで振付の復習をお願いするようになりました。


誰かが強力なリーダーシップを発揮することで、

全員が、びっくりするほどの、高いダンスパフォーマンスをすることができたのは、

このチーム制のメリットだと思っています。


ダンスを通じた仲間とのコミュニケーションとは、

ダンスを共通言語とすることで、世代・人種間を超えたコミュニケーションを育むことを

定義するのかもしれませんが、

今回は、ダンスを通じて、

初期のこどもたちのチーム形成が進んだと感じています。



2.感じを込めて踊る。
3.イメージを捉えて自己を表現する。


この2つは、「感情表現」についてです。

感情表現は、日本人にとっては、ダンス教育の最も重要な要素だと思います。


ビジネスパーソンの世界でも、

感情表現は、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションと呼ばれ、

特に、プレゼンテーションなどでは、その重要性が言われていますが、

苦手な方は多いのではないでしょうか?


と書いている私自身も、

リクルート勤務時代も、外資系戦略コンサル時代も、

たくさんのプレゼンテーション研修を受講しては、

自分の様子をビデオに撮られたり、周りから痛烈なレビューを受けることで

感情表現の弱さを認識し、またその向上に取り組んできました。



さて、低学年のこどもたちにとって、ダンスを通じた感情表現の教育は

どんなメリットがあったのか?

私は2つあると思いました。


そもそも、感情表現以前に、

大勢の前で、自己主張することがまだ苦手なこどもたちもいます。

もちろん、最初は、人前ではダンスを踊ろうとはしません。

が、授業を重ねるうちに、明らかに変わってきました。

照れくさそうにしながらも、

皆なの前で踊ることはできるようになりました合格



既に、自己主張ができるこどもたちにとっては、

ダンスを通じて、身ぶり・手振りなど、身体の動きを変えることで、

どう相手に対して、見え方が変わるのかを、練習していました。


こどもたちが、感情表現を意識しているかどうかは別として、

言葉だけではない表現方法があることまずは気が付き、

そして、相手を意識することを継続的に学ぶことができたのは

大きい成果だと思っています。





4.楽しさや喜びを味わう。


ダンスのプログラムが非常にこども目線で、ユニークだったこともあり、

最後の方は、こどもたちは積極的に振付を覚えようとしていました^^


写真は、最後の全員で踊っているシーン。

皆な、真剣でしょ!?


白金台・目黒 民間学童・幼児スクール




ダンスの楽しさや喜びの感じ方は、それぞれです。


女の子の多くは、すっかりダンスにはまったようで、

自由時間にも、自分たちでダンスを練習してみたり、

「夏休みは、ダンスはないの?」

「(昨年の演劇発表会みたいに)発表会をまたやりたい!」といった

声や手紙までもらいました。



男の子たちからは、そういった声は残念ながらありませんでしたが、

このストリートダンスを実施するようになってから、明らかに変わった遊びがあります。


それは、

「●●が●●をしている様子」といった、ごっこ遊びをするようになったことです。

身体の動き、身ぶり手ぶりをかえている様子は

まさに、創作ダンスそのものでしたニコニコ



個人的には、私自身も、リズム感もなく、どんくさいタイプで

初回のクラスで、振付を覚えていないこどもたちに、手本を示して教えることが

厳しいと感じたため、ダンスとエクセサイズを兼ねたDVDを購入して、

この期間は、密かに朝練を続けてきました。

想像以上にエクセサイズの効果もあり、新しい振付を覚えて踊る楽しさに

すっかりはまってしまった一人です。

新しいことを学ぶ楽しさを、またひとつ知ることができました音譜



さて、次週以降の読み書き発表コース では、

いよいよ作文など、表現する、書く、考えてまとめる(論理的思考力)に

取り組みます。


夏休みも頑張りましょうラブラブ





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