11インチMacBook Air 〜バラしと特殊ネジ〜 | KODAWARISAN

11インチMacBook Air 〜バラしと特殊ネジ〜

新しい MacBook Airには、特殊なペンタローブネジは簡単には外せない。

MacBook Proシリーズは、プラスドライバーで簡単に裏蓋を外すことができたが、MacBook Airでは、ペンタローブとよばれる5角花形ネジが使われている。専用のレンチがあれば問題なく取り外すことができるのだが、市販されているペンタローブではサイズが合わず、加工して使うことにした。



今回使用したアイテムは、SUNFLAG 特殊精密ドライバー五角小ANEX ネジすべり止め液 No.40ダイヤモンドヤスリである。今回は、ヒロセテクニカルで最もサイズが合うものをセレクトしてもらい購入した。



特殊ドライバーは、そのままではサイズが大きいため、ヤスリで角を削りながら、MacBook Airのペンタローブネジに合うように調整(軽く角を取る程度でOK)する。



ネジ滑り止め液をネジに軽く流し込み、加工した特殊ドライバーで押し付けながら、ゆっくりと慎重に取り外す。ネジ滑り止め液がジャリジャリと音を立てながらビスが回っていくのがわかる。ただし、ネジはロックタイトで固定されているので、最初はかなり力が必要であるが、力の入れ過ぎは禁物だ。後で後悔することになる。



その後悔とは、左右の画像を見比べるとわかるが、ドライバーの先がぴったりと合っていると思われたが、ビスのヘッド部分が非常に柔らかく、取り外し前後で花形の形状が若干崩れてしまった(画像右)。ただし、一度取りは外してしまうと、ロックタイトが効かなくなるので、以後は力を加えず簡単にビスを外すことができる。

MacBook Airには、12種類のサイズの違うビスが使われていた。



最も曲者は、やはり裏蓋を止めている1と2であった。その他、3番はSSDやAirMacカードの固定に使われ、4から11番までは、ロジックボード、バッテリー、液晶パネル固定に使われているがいずでも市販されているT5トルクスプラスドライバーで取り外しが可能であった。一般的な精密プラスドライバー の出番は12番のプラスネジ、これはトラックパッドの固定に使われていた。

Appleは、特殊なペンタローブネジを使ってユーザがMacBook Airを容易に開けることを拒んでいる。確かに、今回のモデルは購入後にアップグレードできない仕様となっているのだが、 256GBのSSDモジュールが発表されるなど、アップグレードの誘惑もある。

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