おはようございます、勝也です。


「天平時代」は、平城京から平安京遷都までの
美術史上の区分です。


天平時代には大陸(唐)から
「絞纈」こうけち
「夾纈」きょうけち
「蝋纈」 ろうけち(ろうけつ)
という、布地に文様を染める「技法」が入ってきました。


これが「天平の三纈」(てんぴょうのさんけち)です。

布地に文様を描く技法は、「防染」の技法ですから、

それぞれ違うもので染まらない部分を作ります。


「絞纈」は絞り染めで、最も古い技法です。
防染は細部には「糸」や「紐」を使います。
大きく染め分ける場合は、木の桶を使ったりします。


素人が出来る簡単な方法から、職人技の極致まで
様々な技法に展開しています。


人の手の「偉大な単純作業」は、1300年近く
愛され続けています。すごいことです。


人類のDNA に訴えかける秘密があるようです。


現在でも、流行に左右されない「技法」として
振袖から浴衣まで絞りの作品はございます。


「素朴さを洒落て着こなす」

上級者向けかも知れませんね。


小平京やのサイトです。
どうぞご贔屓に。
http://kimono-kyouya.com