どれくらいの時間が経ったのかわからないが、
中学生を直視する私は、
緊張で手足が痺れ、ふわふわする己の意識と闘っていた。
息も苦しく、もうナニをしているのか自分がよくわからない(←むしろ端から見たら、初めからナニをしているのかよくわからない)
も…
もうあかん…
と、思いかけたその時…
中学生の一人が言った。
『もうええやん行こ行こ』
すると口々に、
『そやな』
『てかゲームにどんだけマジなん?あのオバサン(←)…』
中学生軍団は去っていった。
ゲームごときにマジな私にドン引きしながら…
ししかし
なんとか阻止できたんだからっ
もうなんとでも言うがいいわ
さ、仕切り直して両替両替
そしてまもなく、
念願のトミカBOXをゲット
アレ
な、なんか軽い…
よくよく見たら、
小さい小さい文字で
『注:これはお菓子です。』
あたかも、夢とトミカが詰まっているかのようなそのBOXは、
安っぽいお菓子の詰め合わせで、単に後からトミカ収納できるよ的なBOXだった…
お菓子に総額七千円…
しかもゲームごときにマジになって中学生をガン視し、
ドン引きして去られてーの…
お菓子に総額七千円…
思えば人生恥ずかしい事ばかりだったが、
もういい加減、
消えてしまいたい…
せっかく七千円もかけたので、土産話がてら、トミカ好きの甥っ子にお菓子詰め合わせをプレゼント。
妹に爆笑され、蔑まされ、散々に終わったのであった
あれから数年、
現在息子は遊び盛りの三歳。
お気に入りの玩具は、
・音楽流れる絵本やマイク
・姉のリカちゃん人形や
変身ドレス。
トミカを触るのは、車好きの友達や甥っ子が来た時程度です…
アハハウフフ