今日は本当に久しぶりに、懐かしい人と逢う事が出来ました。
まだ静岡放送時代、とてもお世話になった方。
退社してから一度もお逢いする事なくここまで来てしまい、考えてみたら・・20年以上ぶり。
新人時代から退社するまでほとんどの時間ラジオの仕事でご一緒し、いろいろな事を教えて下さった方です。
・・・こんなに時間が経っちゃって、わかってもらえるかなぁ。
そんな不安もあったのですが。
約束の場所に行くと、ああ、ひと目でわかりました。
変わってないんですもん。
そりゃお互いに20年以上の年月はあちこちに刻み、貫禄も出てたはずです。
でもとてもいい感じに歳を重ねていらっしゃって、イメージはそのまま。
話し方もあの頃のまま。
嬉しかったです。
それに私の事もすぐにわかってくれたし。良かった。
二時間半めいっぱいおしゃべりする中で、忘れていた静岡放送時代の思い出がたくさん蘇ってきました。
どれも大事な、懐かしい思い出。
あの頃があったから今がある。静岡時代の事はどれも、とても良い思い出です。
そんな中、一つこんな事を訊いてみました。
〇○さん、私のいいところってどこだと思ってましたか?
あの頃の私はホント、ドンくさくて、仕事の失敗が多くて、手がかかって・・自分でも持て余す時もあったし、周りからそう言われた事もあったし。
アナウンサーには向いてないんじゃないかって真剣に悩んだ事もあったしねぇ。
いいところなんて見つけるの、難しかったんじゃないかな。
そう思って聞いてしまった質問でした。
う~ん、高梨(私の旧姓です)は・・・性格が良かったよね。
一緒にいて楽しかったし。
・・・これがいただいた答え。
すごく気が抜けて、そしてすごく納得し、その後ちょっと嬉しかったです。
仕事の出来やアナウンサーとしての上手下手は置いておいて、とにかく性格がまぁ、良かったので良しとして見ていただけていた。
何よりです。
仕事は出来ないより出来た方がいいけれど、付き合いやすくて一緒にいて楽しい方がいい。
そしてその頃の私は、とりあえず合格をいただけていたのですね。
う~ん、頑張っていたのですね、あの頃の私も。
ようやく昔の自分に「まぁ良し!」のハンコを押してあげられた気がしています。
当時はとても勇気がなくて聞けなかったけれど、今だからこそ聞ける事。
普段は忘れているけれど確実に気持ちの中にひっかかっているそんなちっちゃな事が、一つなくなりました。
今日お逢い出来て、本当に嬉しかったです。
高梨も少しは成長したみたいだねぇ・・そう思って下さっていたらもっと嬉しいけれど!
お世話になった皆さんにご恩返しが出来るよう、これからもずっと頑張りますね!