昨年、一昨年と、ほとんどブログを書いていないので、どんな本を読み、

どんな映画を見たかすっかり忘れてます。

なので、思い出した時に思い出した映画と本を記録します。

 

一昨年だったか、『金子文子と朴烈(パクヨル)』という映画をバレー仲間に

教わり、アマゾンプライムで見て、初めて金子文子という人を知った。

大正時代の日本のアナキストで関東大震災の2日後に、恋人だった朴烈と共に

検挙され、獄死した女性。

 

その映画を見た後、偶然、ブレイディみかこ著の『両手にトカレフ』という

小説を読んだ。

ブレイディみかこ著

ポプラ社、2022年6月第一刷発行

 

主人公の14歳のミアが、図書館にあった金子文子の刑務所回顧録を読み

始めるところから物語は始まる。

ミアは、イギリスの貧困家庭に育ったヤングケアラー、金子文子の育った

環境が自分と似ていることに勇気づけられ回顧録を読んでいく。

自分の母親のこと、友達のこと、音楽を通じて仲良くなった男の子のこと、

文子の回顧録と並行して、ミアの生活も描かれる。

金子文子のこともイギリスの貧困家庭のことも、心に突きつけられる本でした。

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話は変わりますが、ブログの一番上の写真は、義母の誕生日に贈った花束を

花瓶に生けたもの。

花束を花瓶に生けると花がバラバラっと広がってしまって、上手くまとまらない。

花を生けるセンスが欲しい。

花は上手くいけられなかったけれど、お義母さん、86回目の誕生日おめでとう。