その男、ヴァンダム 2009/1/7 @シネマライズ
記念すべき2009年一発目の鑑賞作品です
昨年末に観れなかった映画をこの日は2本鑑賞してきました。
はじめまして!ヴァン・ダムさん☆
名前と顔は知ってるけど、過去作一本も観たことナイのではじめまして状態でした。でも予告にそそられたので前売り買って“ジャン=クロード” バンダナも貰っての鑑賞ですもん。楽しみにしてたので、やっとこさ観れて嬉しいー。
さて映画は、ヴァン・ダムが時代遅れのアクションスターと見なされてるヴァン・ダムを演じるセルフパロディ。
のっけから、48歳にアクションの長回しはキツイと訴えるへろへろになったヴァン・ダムを見せるから、そっから先の数々のお気の毒なエピソードに同情せずにはいられなくなる。パパが映画に出るとクラスのみんなに笑われると娘に云われたら、さぞかしお辛いでしょうと同情。「疲れてる」だなんて云おうもんならスターってのはあーだこーだとボロクソ云うタクシーのおばちゃんは一般人の目ってこんなもんなのかとと思わせちゃって、またヴァン・ダムさんに同情。
だからファンだーと云ってくれる人が居ると嬉しくなっちゃうし、相手が強盗だってのになぜか余計に嬉しくもなるの。
郵便局強盗の話もこれまたちゃんと楽しませてくれてお得なカンジ。
まんまとハメられた感も否めないのだけど自虐ネタ満載のまともな映画でした。
どこまでホントなんかウソなんかわかんないけど面白かったです。
裁判で親権を争う場面で映画への愛を語る場面やヴァン・ダムが歩んできた道の懺悔(?)本音(?)と思ってしまうよな場面はけっこうじーんときます。
セピアがかった色調も哀愁漂う選曲もヴァン・ダムの枯れた魅力にぴったりでした。