今の政権の問題点は山ほどあるが、ビジョンが見えないのもその一つ。


 ビジョンと言っても”こんな日本にしたい”という長期的でマクロ的なものもあれば、日米関係・安全保障問題が絡むが、早期に決断と実行を求められている”普天間問題”などもある。


 日米関係・安全保障や沖縄の負担など、総合的に考え賛成・反対・見直しなどを考えるのは結構なことだと思います。また国家間の約束であったとしても、政権が代わったのだから再検討するのもいいでしょう。ですが、少なくとも相手がいることですが、どのように着地させるのかを考えた上での問題提起でないと、このような事態になってしまうといういい例が今の状態だと思います。


 交渉事なので思うようにならないこともあるでしょう。そのためには色々な場合を想定して対応策を練っていないといけません。今の政権にはそれが見えない。まあ私が考えられるようであればダメでしょうが・・・。


 風見鶏のように風に流され、よく考えもせず発言し、対応もグダグダ。それにそれぞれが勝手に喋る。要するに政権としての戦略と戦術が見えません。だから不安になります。一気に政権を獲ったために、経験も経験者も少なく、また思想の異なる政党との連立政権という問題はありますが、そろそろ責任のある対応を願いたいものです。

                  by tebo