絶対不可能と言われた無農薬・無肥料でのリンゴ栽培に挑んだ
農家・木村秋則さんの物語です。
93ページ以降、
飛行機の座席を倒すのも忘れて読み続けました。(宮崎からの帰り)
この本は、リンゴの話・木村さんの人生にとどまらず、
命をもつものすべてにつながる問いかけ、答えをもっていると思います。
私の「生命力」はきっと弱ってる。
でもそれを感じさせてもらえたことに、ほっとしました。
「奇跡のリンゴ」 を読みながら、
植樹の宮脇昭先生のお話や、
土を料理の素材にしていたあるお店のシェフのこと、
盆栽が大好きで、何百もの鉢にいつも話しかけてた祖父の姿・・・
いろんな人のことが浮かんできました。
著者の石川拓治さんが心から木村さんを好き(表現が難しいけど)
なんだというのがすごく伝わってきて、
こんなふうに石川さんに表現される木村さんって
本当に本当に素敵な方なんだろうなって、あったかい気持ちになりました。
本のページをめくるたび、
まるで紙から畑のにおいがしてくるようで・・・その理由も
最後の最後にわかりました
すごく素敵な本だった(*^.^*)