本のめぐみ

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本のめぐみ、第16回がアップされました。

 

今回、お勧めする本は、

湊かなえ著「ホーリーマザー・ポイズン・ドーター」

クリストファー・マクドーガル著「走るために生まれた」

です。

 

リニューアルもあって、前回から、少し間が空いてしまったのですが、

 

「待ってました!」

 

のお声を頂き、なんともうれしい限りです。

 

新シーズンも、よろしくお願いいたします!

 

 

 

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魔女の宅急便

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先日、祖母の家のお庭で、焚火をしました。
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小さい頃は 神様がいて

 

不思議に夢を 叶えてくれた

 

 

 

今は?

 

 

 

 

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友人にもらった、シナモンティー。
ジンジャーと同じく、とっても温まります。
ミルクを入れると、チャイにもなるのさっ。
おやすみっ。
 

 

ヴェルサイユ宮殿の夢と現実。

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マリーアントワネットの周辺を、うろうろする日々。
 
惣領冬美さんの漫画「マリー・アントワネット」は、
 
結婚初期の母になる前の、短い期間を描いた作品ですが、
なんと、ヴェルサイユ宮殿監修で、日本とフランスで同時発売されました。
 
惣領さんがヴェルサイユ宮殿に赴き、現地で取材を重ね、
また、大量の資料を読み漁り、1年半かけて完成した
マリー・アントワネット像は、ベルバラとはまた違った趣があり、とても新鮮!
 
左の「マリーアントワネットの嘘」は、惣領さんが「真実のマリー・アントワネット」に
出会うまでの製作秘話が一冊になったもので、
これを読むと、惣領さんの探求心にも脱帽するし、
史実を絵にするということは、こういうことなのだ!と知ることができました。
 
例えば。
アントワネットとルイが初めて会ったのが、
コンピエーニュの森の「ベルヌ橋」という場所だったと書いてあったときに、
「どうして森の中に橋があるのだろう?」と惣領さんは、立ち止まる。
河川敷があったのだとしたら、情景は全く変わるので、よくよく調べてみたところ、
ベルヌ橋とは、固有名詞で、地名だと分かった。日本でいう、日本橋のようなものだ、と。
 
だから、川や橋を描く必要はなく、ただ森の中で出会う場面を描くことができた。
 
「もしビジュアルの記録がなければ、今から200年後の人々が、日本橋という地域を
ただ大きな橋として描いてしまう可能性は十分あるだろう」と。
 
すごーく大きな橋の上に、お店が並び、人がひしめいている図を想像してしまいました。
 
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そして、今度はヴェルサイユ宮殿のことをもっと知りたくなり、

惣領さんが巻末で、お勧め文献として挙げていた

「ヴェルサイユ宮殿に暮らす 優雅で悲惨な宮廷生活」を読みました。

(下の写真は、アントワネット展で購入した、「あめやえいたろう」の、みつあめ)

 

現在私たちが目にしているヴェルサイユ宮殿は、演じる者がいない劇場みたいなもので、

実際にそこで暮らしていた王をはじめ、貴族、給仕などが、

どれだけ悲惨だったのかを、

「住居」「水」「火」「照明」「掃除」「洗濯」と、現実的な章に分かれて、

非常に事細かに書かれています。

寒いし、薄暗いし、汚いし、水足りないし、色々大変で、、、

住むことがどんなに悲惨かを、まじまじと感じさせる一冊。

 

太陽王と呼ばれたルイ14世さえ、体調が悪かった1年は、

宮殿の寒さのせいなんじゃないかって。

 

ヴェルサイユ宮殿という夢から、

全力で引き戻された感じです。とほほ。

 

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あちこちで、ツリーが点灯しはじめて、

これはまた、夢のように綺麗で、うれしくなるのだけれど。

 

 

 

半席

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青山文平著 「半席」 に、痺れた夜。
 
各編とも、犯人は分かっている。自らが犯した罪も認めている。
 
でも、「なぜ殺したか」だけは、口を割らない。
 
 
主人公は、御家人から旗本に見あがるべく、目の前の仕事に励む
若き徒目付の片岡直人。
だが、上役から振られるのは、腑に落ちぬ事件にひそむ「真の動機」を探り当てる
御用だった。
 
犯人たちは、いずれも、人生の終盤に差し掛かっている。
そのときなぜ、事件は起こってしまったのか。
 
真相にたどり着いた後も、やるせなく、ほろ苦く。
 
でも唯一の救いは、心の内を、さいごに吐き出すことができてよかっなあ、と。
 
特に「六代目中村正蔵」という短編は、傑作でした。
ここで一旦本を閉じて、しばらく余韻に浸ったほど。。
 
「積年の恨みを晴らす」ということだけではない、真実たち。
 
人間だれしも、積み重ねる思いはあって、
それがどう転ぶか、当人さえも分からなかったりする。
 
「良き想い」を積み重ねていたとしても、
それが、ひっくり返ってしまうこともある。
 
 
気持ちがパリに行っていたけれど、(アントワネット展の引力)
あっさり、お江戸に引き戻されました。
 
明日は、美味しいお蕎麦を食べたいな。