「肩代わり」の合意ない

　参院厚生労働委員会は２７日、国民健康保険法改正案に関する参考人質疑を行った。危機的状況にある「協会けんぽ」の財政支援のために関係者の合意もないまま「総報酬制」という大きな制度変更が行われ、結果的に国庫負担分を健康保険組合などに肩代わりさせていることについて参考人の見解を聞いた。参考人の健康保険組合連合会の白川修二専務理事は「いろいろな議論はあるが、負担する側の納得なしに行うことには反対だ」と答えた。