著者: F. X. Toole

先週末の夜にオリーブちゃんと予てから、

見に行きたいねーと話していた映画を見に行った。

なんか、漠然としか映画の情報を良く知らなくて・・・

クリント・イーストウッドが監督して、ヒラリースワンクが主演で。。。ボクシング映画・・・

くらいの事しか頭になかった。。。

もっと、お気楽能天気な映画だと思ってました。



見終わった感想は・・・というと、凄く複雑でなんともいえない感じ。


映画自体はテンポ良く進むストーリーでよくできてる。


むしろ、見終わった後にどんな気持ちになるか・・・という部分で、


人それぞれ感想が違うとは思いますが心に残る映画だと思います。

見終わった後、オリーブちゃんとの会話も

「うーん、こういう映画だったのか・・・」

「ねぇ・・」

と、倦怠期のカップル並のボキャの少なさ。





もし、まだ見たことがなかったら、

ミリオンダラー・ベイビーを見る前に

ミスティック・リバーを見るのも良いかも?

というのも、ミリオンダラー・ベイビーを見終わった後の

感覚とか結構近いものがあります。



このミスティックリバーでもやはり監督をしたクリント・イーストウッドですが、

人間の凄く繊細な部分を描き出している構成とか、

ミリオンダラーベイビーとかなり共通してると思います。


この映画もやはり、見る人を何ともいえない気持ちにさせます。

えっと、去年の1月くらいに公開されて他のですが、

少年4人が~という軽いアラスジを読み、

スタンド・バイ・ミーみたいな話を想像し、

ミリオンダラーと同じくお気楽な気持ちの心構えで映画館に行き、

一緒に行った友達と映画の後、会話が倦怠期並になりました。




著者: Dennis Lehane
タイトル: Mystic River

この映画で主演したショーン・ペンと助演のティム・ロビンスは

アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞を受賞。

今回のアカデミー賞でも、ミリオンダラーベイビーは

主演・助演・監督賞とゲットしてますよね。

それだけでなく、外国映画賞も色々受賞してます。

うーんクリント・イーストウッドって凄いと思います。









しかし・・・もっと、凄いと思ったのは、ミリオンダラーベイビーの著書です。

Million Dollar Baby; F. X. Toole

本名ジェリー・ボイド。1930年カリフォルニア生まれ。

海軍除隊後、メキシコで闘牛士をしたり、バーで働いたりし、

三度の結婚と離婚を経験した。

50歳近くなってからボクサーを志すが、

その後トレーナー、カットマンに転じた。

1996年に心臓発作を起こしたのをきっかけに筆を執り、

2000年に70歳にして『ミリオンダラー・ベイビー』で作家デビューを飾った。

2002年9月12日、心臓手術を受けたカリフォルニア州トーランスの病院にて、死去。享年72歳






凄いぞ。。。50歳からボクサー目指すあたり、

しかも、70にして作家デビュー・・・

さすが、この映画の作者だけあるなぁと、思いました。

ミリオンダラーベイビーも波乱万丈な主人公の生涯を描いてましたが、

この作者の生涯も映画化できそう・・・ですよねぇ。