スピード社会と巨人戦 | “小悪魔なオトコ”による「トーキョーOL」の考察

“小悪魔なオトコ”による「トーキョーOL」の考察

小悪魔的「トーキョーOL」の思考・行動の実態を探るため、自らの身と金を削ってマーケティング活動にはげんでいる様子を綴っていきます。

今日から8月。涼しくて過ごしやすい一日だった。今月は仕事がかなり忙しくなりそうで子供の頃のようなワクワクするような感じはないが、なんとなく開放的な気分になる。


日本テレビが、プロ野球巨人戦の中継を延長しないことを決定した。ビデオリサーチによると、7月の巨人戦の平均視聴率は7.2%で過去最低の数字になった。2006年の平均は10.3%で、昨年とほぼ同じ数字。今までの数字を調べてみると、1990年代は毎年20%前後で推移していたが、2000年移行は毎年下降を続けてきている。


これには色々な要因があるだろうが、スター選手の不在やジャイアンツが勝てなくなったというのはあまり重要ではないような気がする。インターネットの普及率が急速に上がったのも1999年から2000にかけての時期だった。インターネットをはじめとする新しいメディアの登場で時間の使い方の選択肢も増えて、テレビの前でのんびりと野球を観戦するという受動的な時間の消費スタイルは今の時代には合わない。プロ野球中継の在り方そのものが見直される必要があると思う。


HDDレコーダーの普及も今後ますます拡大していくことを考えると、企業の広告宣伝も本当の意味で転換期にきているように感じる。ビジネスチャンスが広がって楽しい時代になってきた。



Joseph Jaffe, 織田 浩一
テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0