慣れていくこと | 曲がり角の先には

曲がり角の先には

脳梗塞により後遺症に悩まされながらも、日常を過ごしていきます。

 今年の4月でワレンベルグ症候群になってから3年になります。このあいだは2ヶ月以上入院してたり、半年仕事を休んだり、職場が変ったり(仕事内容は同じです)といろいろありました。身体は正直なところ完全には元に戻らないと思っています。もちろん元通りになれば非常にうれしいですが、現実問題として脳梗塞で脳の一部が死んでしまったのだから、以前と全く同じとはいかないでしょう。

 

 現在の状況としては不自由な体に慣れてしまったというところだと思います。視床痛は相変わらずありますし、フラツキも以前よりマシになったとはいえやはりあります。ただ、そのような不自由なことを前提として行動するようになったのかなと思います。例えば頭をあまり左右前後に振らないように心がけています。頭を振ったりするとめまいが起こりやすいので、そのような行動は極力行わないようにしています。

 

 できないこともありますが(全速力で走るなど)、大概のことはできます。そうなっていくとまわりからは普通の人に見えてきます。しかも職場が変わったので自分が脳梗塞になったのを知っている人はほとんどいません。最近はまわりからいろいろと頼まれごとなどをされるようになってきました。頼られるのはある意味ありがたいことなんですが、自分より元気そうな人がたくさんいるんだからそっちに頼んでよーと少し思ってしまうこともありますね。

 

 病気が完全に治っているなら、いろいろと任されるのはいいことだと思いますが、治ったというより慣れただけなので、根本的にはあまり変わっていません。

できないものはできないと断っていくつもりですが、見た目が普通なので他の人からは理解されにくいかもしれないですね(^_^;)