思ったより都会だったプノンペン | 旅の覚え書き

思ったより都会だったプノンペン

きちんと記録を残していないので、記憶のみで申し訳ありません。


プノンペンは、治安が悪いと聞いていたので、

旅行社を通して車をチャーターし、その他のことはすべてホテルを通すように心掛けた。


着いたのが夜だったので、シクロ(自転車タクシー)で街を一回りしてもらった。

走り出して5分もしない内、後方で「パン」という大きな音がしたので、僕は撃たれたのかと思わず首をすくめた。

が、それは、僕の乗ったシクロがパンクした音だった。(汗)

一緒に走っていた仲間のシクロが、他のシクロを呼び止めて乗り換えさせてくれ、散策再開。

プノンペンの街の印象は… 暗くて静か。やっぱり夜歩くのは怖い感じ。

途中川沿いに行くと、沢山の人が夕涼み(夜だけど)に家族連れで集まっていた。

屋台も沢山出ていて、小さな遊園地のようなものもありとても楽しそうだったのがうれしかった。


翌日は、キリングフィールド、トゥールスレン博物館とワットプノン、王宮、シルバーパゴダ、独立記念塔などをチャーターした車で回ってもらった。

キリングフィールドは、人骨の詰った慰霊塔で有名なところだが、周辺にはまだ無数の遺体が埋まっているとのことで、遺骨回収のための穴がたくさん掘ってあった。

トゥールスレン博物館は、元学校であったためか、殊更に残酷な印象を受けた。 極限状態では、人は人に対してこんなことができるのかと、される側はもちろんだが、する側も地獄だと感じた。

その一室(元教室)の壁に、筆算の落書きがあって、その計算が間違っているのが、その昔の平和な時代を思わせてくれ、そのときの吐きそうな思いを和らげてくれた。

ワットプノンは、たくさんの人が参拝に来ていて、ほっとした。(としか言いようがない)


セントラルマーケットは、とにかく広い。

中には宝石を売っているところもあったりと、この国は裕福なのか貧しいのか分からなくなったりする。

実際、ガイドに聞いた給料と物価が矛盾するので、そこを突くと、表向きの給料の他になんやかやと収入があるらしいことを言っていたが、よく理解できなかった。

話がそれたが、セントラルマーケットは、ドームなのでとにかく暑かった。そのためとてもゆっくり見て回る気分にはなれず、ざっと回って出てきてしまった。(汗)

マーケットの周辺には、屋台などもたくさん出ており、ここで食べたフランスパンサンド(ベトナムだとバインミー)が、とても美味しかった。(インドシナのフランス風(あえて風と言いたい)パンは、表面カリカリで中はフワフワで、しかもその場でトーストしてくれるからすっごい美味い。ちなみに僕は、日本で美味しいと言われているやったら固いフランスパンは苦手なので、そういうのが好きな人には物足りないかも知れない。)



僕が見た国の中では、最も近年まで戦争が続いていた国ですが、ビエンチャンよりも都会でした。