何か面白いものはないか!って探している時は見つかりませんね。

無理やり、これは面白そうだって手に入れてみると大はずれってことはよくあります。


ですから、一番いいのはアンテナを張って暮らしていること。自分から追いかけちゃいけません。

蕎麦屋でテレサ。赤羽でakiko。NHKでチャランポランタン。

そんな風に出会うものです。


先日、中野をブラッとしてました。

中古CDショップがあります。

大手のCDショップと違って、時折掘り出し物があるんですね。

その日も何気なくのぞきました。アンテナは張ってます。


あるCDのジャケットと目が合いましてね。動けなくなりました。

黒人のオバちゃんがピアノの前で手を打っている写真なんです。

なんてこたぁないジャケットですよ。

1,000円でした。買いました。妙な胸騒ぎと共にCDを抱いて帰ります。


輸入盤らしく日本語の情報が何もないので、黒人というだけでブルース・ゴスペル・ソウルの類を想像してたんですが、なんてんですかね~古いジャズと言うんでしょうか。

ピアノ・ベース・ドラムの編成でラグタイムみたいな雰囲気を出してます。


ピアノはオバちゃんが弾き、歌も唄います。

ってね~、あなた!この歌がいい!

昔、流行ったらしいですね。

アニメのキャラでいうとベティってのがいたと思うんですが、マリリン・モンローのププッピドゥーな感じですよ。


高音といってもクラシック的なあれじゃなくて、女の子が歌っているようなププッピドゥーなんです。

女の子ったって、美空ひばりとかテレサ・テンとか天童よしみのような天才少女歌手的ではないですよ。


いい年したご婦人が子供っぽく歌うの。(失礼)


名前は「ROSE MURPHY(ローズ・マーフィー)」って言うんですが、聞いたことなかったです。

で、歌詞のかわりに「Ti、Ti、Ti」って小鳥のさえずりのように歌う(全部じゃありません、ところどころで)のが受けたようで、自分が買ったCD以外にどんなのがあるか調べましたら、こんなのがありました。

ずばりアルバムタイトルが「The Chee‐Chee Girl」


素晴らしい!


で、またピアノが上手いんです。当り前かもしれませんがね。


で、演奏中のマイクをオフにしてないもんですから、ブレス(息継ぎ)とか笑い声がそのまま入ってます。これがなんとも色っぽいじゃありませんか。


残念ながら日本盤が出ていないのか廃盤なのか、輸入盤でしか手に入らず情報がないのでウイキぺディアで調べようとしたら英文!

もっと突っ込んで調べる方法はあるんでしょうけど、今は謎のままCDを聴いています。もうすぐ5枚になります。

どれも似たような曲なんですけど飽きませんね。わたしは。

いつ、あのブレスが出てくるかと思うとドキドキします。


1989年に亡くなったそうです(どうやって調べたかは内緒!)

あ~!私が好きになる人はすでに他界していることが多いのだ


ケンパパでした