夢想る ゆめみる | 古本屋・大洋堂

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  読んだ本の感想です。主に推理小説や時代小説を読んでます。

予知夢(文春文庫) の中の一編です。

う~ん,何というのか,どうにでも処理できる“予知夢”を扱っているせいか,湯川さんに「爆ぜる」の時のようなキレを感じません。

ただ,この事件そのものが,計画されているものだとは気がつきませんでした。

この話は,物理学者の湯川さんの面白さでなく,探偵の湯川さんの面白さがでている作品だと思います。
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作者:東野圭吾