昨日は結願(けちがん)。
結願とは、仏教用語で、日数を定めて行なう法会や修法を終えることをいい、
また、その最終日のことを言うそうです。
俗には、転じて、彼岸の末日のことを言うようになったとか。
昔母が生きていたころは、お彼岸と言えば、
彼岸の入りには彼岸団子、中日っつぁんには春は牡丹餅、秋にはお萩、
そして結願さんにはもう一度彼岸団子を作ってくれ、
食べ物とともに季節の行事の記憶がインプットされました。
母がいなくなって、そういう風習も少し色褪せてきてはいますが、
この秋のお彼岸の頃は、我が地はガニ祭りと言って蟹を獲って食べたというから、
この風習は我が家の息子たちが色濃く踏襲しています(笑)
で、折角の結願さんの昨夜、
先日のドウマン蟹の茹で汁が残してあったので使おうと、鍋に。
婿くんが帰日時に持ってきてくれたVISIONSのフランス製の鍋で(笑)
・・・蟹は何処にも姿が見えないのに、蟹の香濃厚!
豆腐がお出しを良く吸い込んで思ってた以上に美味しかった!
あり合わせの野菜等冷蔵庫にあったものだけの日常のお鍋が、
ちょっとリッチに感じられました。
ただ、暑くて、クーラー強めにして食べたのですけれど(爆笑)
そして彼岸も明けた本日。
「明」。
「日」+「月」ではなく、
元は「囱:まど」+「月」の会意文字で、
あかり取りの窓から月光が差し込んで物が見えることを示します。
あかるいこと。
あきらか・あかるい・物事に明るい・あきらかにする・あける・あかり等の意。
また、物を見分ける力や敏い目の動き等の意も。
国字として、あけ・期間が終わることの意。
桜堤で何やら赤い物に眼をやると・・・
待望の彼岸花!
見回すとぼちぼちと顔を出し始めていました。
最低気温が20℃を下回ると芽を出すと聞きましたが、本当です!
こうなれば後はニョキニョキ、秋の気配がスピード上げて濃くなっていきそうです。
さて、おやつ。
昨日はフレッシュ葡萄でしたが、今日はドライな葡萄を使ったお菓子。
レーズンが、クッキーやクリームにマッチして美味しい!
濃厚だけど軽やかさも備えた絶妙な美味しさです。