皆さま「延縮加工」というニットの加工方法を聞いたことがありますか？
１０年くらい前に流行ったそうなのですが、私は最近初めてその技術を見て感動しました
そのニットがこちら。
実はこのニット、元々は天竺のシンプルな編地です。
袖は普通の天竺↓
未防縮糸を使用しているため、縮絨すると全て縮んでしまうのですが、
延縮加工は縮めたくないところにだけ、のりのような特殊なコーティングをします。
（この模様でいうと、丸の部分以外にコーティングします。）
そしてそのまま縮絨をかけると、のりを付けていない丸の部分だけが縮んで
このようにギャザーが寄ったような素敵な編地になるのです
ニットの伸縮性を生かした、素晴らしい技法ですよね
ちなみに糸の種類や本数取りによっても柄の見え方が変わります
こちらは本数取りを増やしたバージョン。
少し控えめですがドットの柄がキレイに見えて良い感じです
編み方だけでなく、その後の加工でもいろんな可能性が広がるということを実感できた一枚でした。
また面白い技法を学んだらご紹介しますね
それでは