◆ワタリウム美術館 http://www.watarium.co.jp/
「ひっくりかえる展」
東京モスクワパリバンクーバー
シェムリアップリオニューヨーク
広島福島エルサレム
ケニアスーダンモンロビア…
どこも21世紀だなんて驚きだ
「いや世界はそれぞれで、グローバリゼーションが…」
古きよき懐疑心はこの際引っ込めよう
世界が21世紀なのはとにかく確かなようである
でも
だとしたら僕たちは
人類総出でキリストの年を2000回以上も数えながら
よくも救いのない世界を創れてきたものだ
何せ暇もなければ家賃もない
そんなんだから恋人もない
なんて私情をはさんでる場合じゃない
挫折せざるを得ない人
消費せざるを得ない人
泣いて死ざるを得ない人
社会は罪もない顔で多くの人生に酷な運命を強いてきた
ひっくりかえるーTurning aroundー
は、フランス、日本、ロシア、カナダの革命的な4組の国際展である
価値を代える
そもそもに還る
見方を変える
ひっくりかえる
そのハーモニーたるや文字通りベタに「かえる」の合唱のようである
輪唱…その重なりが10年おくれた世界の中に
カラオケが漏れるあちこちの街角に
未熟な響きで新たな時代の到来を轟かせているようだ
激動を生きる万国のスーパーラットたち
いざ歌わん汝は路上の聖歌隊だ
うちら隣人21世紀の世界と溶け合って
自分もろともひっくりかえるのだ
Chim↑Pom 2012
キュレーション:Chim↑Pom (チン↑ポム)
特別参加作家:jamasyman (じゃましマン)(トリオフォー)
Kota Takeuchi (竹内公太)
Iri Maruki , Toshi Maruki (丸木位里、丸木俊)
The Yes men (イエス・メン)
Finger Pointing Worker (指差作業員)
[access]
営団地下鉄・銀座線「外苑前駅」より徒歩8分
[会期]2012年4月1日[日]―7月8日[日]
[開館時間]11時より19時まで [ 毎週水曜日は21時まで延長]
[休館日]月曜日 ※但し、9/19、10/10は開館
[観覧料金]入場料:大人1,000円 学生800円(25歳以下)
ペア券:大人 2人 1,600円/ 学生 2人 1,200円
(期間中、何度も使えるパスポート制)
◆岡本太郎記念館 http://www.taro-okamoto.or.jp/
「岡本太郎の50年」
[access]
銀座線・千代田線・半蔵門線表参道駅より徒歩8分
[会期]2012年2月29日(水)~2012年6月24日(日)
[開館時間]10:00~18:00(最終入館17:30)
[休館日]火曜日(祝日の場合は開館)
[観覧料金]一般 \600(\500)、小学生 \300(\200) ※( )内は15人以上の団体料金
◆太田記念美術館 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
「春信・清長・歌麿とその時代」
浮世絵が江戸の庶民たちを魅了しはじめ、不動の人気を築いた18世紀後半、その流行を牽引していたのが、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿という三人の絵師たちでした。彼らは町中で話題となった美しい女性たちや、庶民たちの暮らしの何気ない一場面を、愛情ある眼差しで描きとめています。
本展覧会では、春信、清長、歌麿という巨匠たちの作品を展示するとともに、礒田湖龍斎や勝川春章、鳥文斎栄之といった、同時代に活躍したライバルたちの作品もあわせて紹介いたします。「浮世絵らしい浮世絵」と呼ぶのにふさわしい、江戸情緒あふれる雅やかな作品の数々をご鑑賞ください。
[access]
JR山手線原宿駅表参道口より徒歩5分
東京メトロ千代田線/副都心線明治神宮前駅5番出口より徒歩3分
[会期]2012年4月1日(日)~2012年4月26日(木)(4月2、9、16、23日は休館致します。)
[開館時間]10:30~17:30(入館は17:00まで)
[休館日]毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
[観覧料金]一般¥700、大高生¥500、中学生以下無料
◆戸栗美術館 http://www.toguri-museum.or.jp/
開館25周年記念特別展「柿右衛門展」
戸栗美術館は、本年開館25周年を迎えます。それを記念して、「色絵磁器」の技術で重要無形文化財保持者(人間国宝)・14代酒井田柿右衛門氏の優品を一堂に展観するとともに、当館のコレクションの中心である伊万里焼の中から柿右衛門様式の色絵磁器を展示いたします。14代酒井田柿右衛門氏は、今年襲名30周年、さらには喜寿という祝いの年を迎えられています。
佐賀県有田町周辺で誕生した日本初の国産磁器・伊万里焼は、1650年代末に大々的に始まった輸出事業によって急速に発展し、「濁手(にごしで)」と呼ばれる純白の磁肌に赤色を基調とした華麗な文様をもつ、精巧無比な「柿右衛門様式」を完成させました。この色絵磁器の完成には酒井田柿右衛門家が大きな役割を果たしたことが知られています。このようにして作られた色絵磁器は、ヨーロッパで大変な人気を博し、伊万里焼の一時代を築きますが、輸出事業の縮小化や流行の変化に伴い、その製法は18世紀のうちに失われてしまいました。
「濁手」の製法は、昭和の時代になって12代・13代柿右衛門の尽力により復興されました。当代である14代はその技術を引き継ぐとともに、現代の生活に即したうつわの製作に取り組み、山野の草花のデッサンを通して現代の日本の美を追求するなど、新たな「柿右衛門」を確立しています。
江戸時代より現代まで連綿と受け継がれてきた伝統を継承し、失われた技術を復興させ、さらに時流に合わせ進化を続けている「柿右衛門」。その伝統と革新の美をご堪能ください。
なお、今展示では、併せて1Fやきもの資料室にて、現在の柿右衛門窯の活動や、その製品についてもご紹介いたします。
(酒井田柿右衛門家所蔵作品約20点/柿右衛門様式伊万里焼(江戸時代・当館所蔵)約30点 ほか出展予定)
[access]
渋谷駅ハチ公口より徒歩15分
京王井の頭線神泉駅北口より徒歩5分
[会期]2012年4月28日(土)~5月30日(木)
[開館時間]10:00~17:00(入館は16:30まで)
[休館日]毎週月曜日(ただし月祝の場合開館、翌日休館)、展示替え期間中、年末年始
[観覧料金]一般1,000円 (800円)、高大生700円 (500円)、小中生400円 (200円) ※( ) 内は20名以上の団体料金
◆根津美術館 http://www.nezu-muse.or.jp/
「特別展 虎屋のお雛様」
和菓子の老舗「虎屋」の14代店主・黒川光景(くろかわみつかげ)が、明治30年(1897)に生まれた娘の初節句のために蒐集あるいは特注して調えた雛人形と雛道具の優品約300点を、6年ぶりに一堂に公開いたします。
雛人形は、京都の名店、丸平大木人形店(まるへいおおきにんぎょうてん)で誂えた典型的な明治時代中期の京雛。冠をつけた女雛に代表される、写実性を基調とした端正な面差しと、古典的でありながら華やかな装束が魅力です。
一方、雛道具は、江戸時代末頃に職人技を尽くして作られた、極めて小さな雛道具が多く蒐集されています。なかでも、すみずみまで牡丹唐草の蒔絵を施したものは、江戸・池之端の高級雛道具商・七澤屋(ななさわや)製として知られています。道具の種類、意匠のバリエーションともに最も充実したコレクションです。
春の訪れを祝い、女の子の健やかな成長を願う「お雛様」が華やかに繰りひろげられます。
[access]
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線〈表参道〉駅下車 A5出口(階段)より徒歩8分
[会期]2012年2月25日(土)~4月8日(日)
[開館時間]午前10時‐午後5時 ※(入場は午後4時半まで)
[休館日]月曜日 ※ただし9月19日は開館、翌20日閉館
[観覧料金]一般1200円、学生1000円 ※中学生以下は無料
◆松濤美術館 http://www.shoto-museum.jp/index.html
魅惑の北欧アール・ヌーヴォー塩川コレクション
「ロイヤルコペンハーゲン ビングオーグレンダール」
デンマークの誇る名窯「ロイヤルコペンハーゲン」と、かつては人気を二分した「ビングオーグレンダール」。両名窯の19世紀末から20世紀初頭に制作されたアール・ヌーヴォー磁器を紹介します。
ロイヤルコペンハーゲンといえば、白地に青一色の「ブルーフルーテッド」や「イヤープレート」のシリーズが有名ですが、19世紀末のアール・ヌーヴォー全盛期には、淡いグラデーションの釉下彩、鮮やかな虹彩を生じる結晶釉など、当時の最先端を誇る多彩な釉薬技術によって世界を牽引した窯でした。動植物や昆虫など、自然のモチーフをかたどった優美なフォルムと奥ゆかしい色彩による作品は、世界的な脚光を浴び、アール・ヌーヴォーの頂点といわれる1900年のパリ万国博覧会ではグランプリを受賞しています。この博覧会を目の当たりにした日本の関係者は、旧態依然とした自国の状況との差に衝撃を受け、陶磁器の分野でもデザインの重要性が説かれ、釉下彩技法などの習得が積極的に行われるようになりました。
魅力的な絵画表現が特徴であるロイヤルコペンハーゲンに対して、ビングオーグレンダールは彫刻家を多く採用して、「鷺のサービス」など、彫塑的要素が強く前面に打ち出された作品を多く生み出しました。
本展覧会は、横浜市在住のコレクター塩川博義氏の協力を得て、これまで日本で紹介される機会の少なかったアール・ヌーヴォー期におけるロイヤル・コペンハーゲン、ビングオーグレンダールの多彩な作品を一堂に展示します。また併せて、同時期の明治時代後半の日本の釉下彩作品も紹介いたします。
[access]
京王井の頭線 神泉駅下車徒歩5分
山手線・東急東横線・地下鉄銀座線・地下鉄半蔵門線渋谷駅下車徒歩15分
[会期]2012年4月7日(土)~5月20日(日)
[開館時間]午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) ※金曜日は午後7時(入館は午後6時30分まで)
[休館日]毎週月曜日(最終日を除く)
[観覧料金]一般300円(240円)、小中学生100円(80円) ※( )内は団体10名以上。
◆ラフォーレミュージアム原宿
「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 ?映画とその周辺?」 http://www.lapnet.jp/event/event_l110820/
[access]
東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」5番出口より徒歩1分
JR山手線「原宿駅」表参道口より徒歩5分
[会期]2011年8月20日(土)~2011年9月19日(月)
[開館時間]11:00~20:00(最終日~18:00)
[観覧料金]一般 900円、大学・高校生800円、中学・小学生600円、※小学生未満は無料
「ひっくりかえる展」
東京モスクワパリバンクーバー
シェムリアップリオニューヨーク
広島福島エルサレム
ケニアスーダンモンロビア…
どこも21世紀だなんて驚きだ
「いや世界はそれぞれで、グローバリゼーションが…」
古きよき懐疑心はこの際引っ込めよう
世界が21世紀なのはとにかく確かなようである
でも
だとしたら僕たちは
人類総出でキリストの年を2000回以上も数えながら
よくも救いのない世界を創れてきたものだ
何せ暇もなければ家賃もない
そんなんだから恋人もない
なんて私情をはさんでる場合じゃない
挫折せざるを得ない人
消費せざるを得ない人
泣いて死ざるを得ない人
社会は罪もない顔で多くの人生に酷な運命を強いてきた
ひっくりかえるーTurning aroundー
は、フランス、日本、ロシア、カナダの革命的な4組の国際展である
価値を代える
そもそもに還る
見方を変える
ひっくりかえる
そのハーモニーたるや文字通りベタに「かえる」の合唱のようである
輪唱…その重なりが10年おくれた世界の中に
カラオケが漏れるあちこちの街角に
未熟な響きで新たな時代の到来を轟かせているようだ
激動を生きる万国のスーパーラットたち
いざ歌わん汝は路上の聖歌隊だ
うちら隣人21世紀の世界と溶け合って
自分もろともひっくりかえるのだ
Chim↑Pom 2012
キュレーション:Chim↑Pom (チン↑ポム)
特別参加作家:jamasyman (じゃましマン)(トリオフォー)
Kota Takeuchi (竹内公太)
Iri Maruki , Toshi Maruki (丸木位里、丸木俊)
The Yes men (イエス・メン)
Finger Pointing Worker (指差作業員)
[access]
営団地下鉄・銀座線「外苑前駅」より徒歩8分
[会期]2012年4月1日[日]―7月8日[日]
[開館時間]11時より19時まで [ 毎週水曜日は21時まで延長]
[休館日]月曜日 ※但し、9/19、10/10は開館
[観覧料金]入場料:大人1,000円 学生800円(25歳以下)
ペア券:大人 2人 1,600円/ 学生 2人 1,200円
(期間中、何度も使えるパスポート制)
◆岡本太郎記念館 http://www.taro-okamoto.or.jp/
「岡本太郎の50年」
[access]
銀座線・千代田線・半蔵門線表参道駅より徒歩8分
[会期]2012年2月29日(水)~2012年6月24日(日)
[開館時間]10:00~18:00(最終入館17:30)
[休館日]火曜日(祝日の場合は開館)
[観覧料金]一般 \600(\500)、小学生 \300(\200) ※( )内は15人以上の団体料金
◆太田記念美術館 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
「春信・清長・歌麿とその時代」
浮世絵が江戸の庶民たちを魅了しはじめ、不動の人気を築いた18世紀後半、その流行を牽引していたのが、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿という三人の絵師たちでした。彼らは町中で話題となった美しい女性たちや、庶民たちの暮らしの何気ない一場面を、愛情ある眼差しで描きとめています。
本展覧会では、春信、清長、歌麿という巨匠たちの作品を展示するとともに、礒田湖龍斎や勝川春章、鳥文斎栄之といった、同時代に活躍したライバルたちの作品もあわせて紹介いたします。「浮世絵らしい浮世絵」と呼ぶのにふさわしい、江戸情緒あふれる雅やかな作品の数々をご鑑賞ください。
[access]
JR山手線原宿駅表参道口より徒歩5分
東京メトロ千代田線/副都心線明治神宮前駅5番出口より徒歩3分
[会期]2012年4月1日(日)~2012年4月26日(木)(4月2、9、16、23日は休館致します。)
[開館時間]10:30~17:30(入館は17:00まで)
[休館日]毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
[観覧料金]一般¥700、大高生¥500、中学生以下無料
◆戸栗美術館 http://www.toguri-museum.or.jp/
開館25周年記念特別展「柿右衛門展」
戸栗美術館は、本年開館25周年を迎えます。それを記念して、「色絵磁器」の技術で重要無形文化財保持者(人間国宝)・14代酒井田柿右衛門氏の優品を一堂に展観するとともに、当館のコレクションの中心である伊万里焼の中から柿右衛門様式の色絵磁器を展示いたします。14代酒井田柿右衛門氏は、今年襲名30周年、さらには喜寿という祝いの年を迎えられています。
佐賀県有田町周辺で誕生した日本初の国産磁器・伊万里焼は、1650年代末に大々的に始まった輸出事業によって急速に発展し、「濁手(にごしで)」と呼ばれる純白の磁肌に赤色を基調とした華麗な文様をもつ、精巧無比な「柿右衛門様式」を完成させました。この色絵磁器の完成には酒井田柿右衛門家が大きな役割を果たしたことが知られています。このようにして作られた色絵磁器は、ヨーロッパで大変な人気を博し、伊万里焼の一時代を築きますが、輸出事業の縮小化や流行の変化に伴い、その製法は18世紀のうちに失われてしまいました。
「濁手」の製法は、昭和の時代になって12代・13代柿右衛門の尽力により復興されました。当代である14代はその技術を引き継ぐとともに、現代の生活に即したうつわの製作に取り組み、山野の草花のデッサンを通して現代の日本の美を追求するなど、新たな「柿右衛門」を確立しています。
江戸時代より現代まで連綿と受け継がれてきた伝統を継承し、失われた技術を復興させ、さらに時流に合わせ進化を続けている「柿右衛門」。その伝統と革新の美をご堪能ください。
なお、今展示では、併せて1Fやきもの資料室にて、現在の柿右衛門窯の活動や、その製品についてもご紹介いたします。
(酒井田柿右衛門家所蔵作品約20点/柿右衛門様式伊万里焼(江戸時代・当館所蔵)約30点 ほか出展予定)
[access]
渋谷駅ハチ公口より徒歩15分
京王井の頭線神泉駅北口より徒歩5分
[会期]2012年4月28日(土)~5月30日(木)
[開館時間]10:00~17:00(入館は16:30まで)
[休館日]毎週月曜日(ただし月祝の場合開館、翌日休館)、展示替え期間中、年末年始
[観覧料金]一般1,000円 (800円)、高大生700円 (500円)、小中生400円 (200円) ※( ) 内は20名以上の団体料金
◆根津美術館 http://www.nezu-muse.or.jp/
「特別展 虎屋のお雛様」
和菓子の老舗「虎屋」の14代店主・黒川光景(くろかわみつかげ)が、明治30年(1897)に生まれた娘の初節句のために蒐集あるいは特注して調えた雛人形と雛道具の優品約300点を、6年ぶりに一堂に公開いたします。
雛人形は、京都の名店、丸平大木人形店(まるへいおおきにんぎょうてん)で誂えた典型的な明治時代中期の京雛。冠をつけた女雛に代表される、写実性を基調とした端正な面差しと、古典的でありながら華やかな装束が魅力です。
一方、雛道具は、江戸時代末頃に職人技を尽くして作られた、極めて小さな雛道具が多く蒐集されています。なかでも、すみずみまで牡丹唐草の蒔絵を施したものは、江戸・池之端の高級雛道具商・七澤屋(ななさわや)製として知られています。道具の種類、意匠のバリエーションともに最も充実したコレクションです。
春の訪れを祝い、女の子の健やかな成長を願う「お雛様」が華やかに繰りひろげられます。
[access]
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線〈表参道〉駅下車 A5出口(階段)より徒歩8分
[会期]2012年2月25日(土)~4月8日(日)
[開館時間]午前10時‐午後5時 ※(入場は午後4時半まで)
[休館日]月曜日 ※ただし9月19日は開館、翌20日閉館
[観覧料金]一般1200円、学生1000円 ※中学生以下は無料
◆松濤美術館 http://www.shoto-museum.jp/index.html
魅惑の北欧アール・ヌーヴォー塩川コレクション
「ロイヤルコペンハーゲン ビングオーグレンダール」
デンマークの誇る名窯「ロイヤルコペンハーゲン」と、かつては人気を二分した「ビングオーグレンダール」。両名窯の19世紀末から20世紀初頭に制作されたアール・ヌーヴォー磁器を紹介します。
ロイヤルコペンハーゲンといえば、白地に青一色の「ブルーフルーテッド」や「イヤープレート」のシリーズが有名ですが、19世紀末のアール・ヌーヴォー全盛期には、淡いグラデーションの釉下彩、鮮やかな虹彩を生じる結晶釉など、当時の最先端を誇る多彩な釉薬技術によって世界を牽引した窯でした。動植物や昆虫など、自然のモチーフをかたどった優美なフォルムと奥ゆかしい色彩による作品は、世界的な脚光を浴び、アール・ヌーヴォーの頂点といわれる1900年のパリ万国博覧会ではグランプリを受賞しています。この博覧会を目の当たりにした日本の関係者は、旧態依然とした自国の状況との差に衝撃を受け、陶磁器の分野でもデザインの重要性が説かれ、釉下彩技法などの習得が積極的に行われるようになりました。
魅力的な絵画表現が特徴であるロイヤルコペンハーゲンに対して、ビングオーグレンダールは彫刻家を多く採用して、「鷺のサービス」など、彫塑的要素が強く前面に打ち出された作品を多く生み出しました。
本展覧会は、横浜市在住のコレクター塩川博義氏の協力を得て、これまで日本で紹介される機会の少なかったアール・ヌーヴォー期におけるロイヤル・コペンハーゲン、ビングオーグレンダールの多彩な作品を一堂に展示します。また併せて、同時期の明治時代後半の日本の釉下彩作品も紹介いたします。
[access]
京王井の頭線 神泉駅下車徒歩5分
山手線・東急東横線・地下鉄銀座線・地下鉄半蔵門線渋谷駅下車徒歩15分
[会期]2012年4月7日(土)~5月20日(日)
[開館時間]午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) ※金曜日は午後7時(入館は午後6時30分まで)
[休館日]毎週月曜日(最終日を除く)
[観覧料金]一般300円(240円)、小中学生100円(80円) ※( )内は団体10名以上。
◆ラフォーレミュージアム原宿
「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 ?映画とその周辺?」 http://www.lapnet.jp/event/event_l110820/
[access]
東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」5番出口より徒歩1分
JR山手線「原宿駅」表参道口より徒歩5分
[会期]2011年8月20日(土)~2011年9月19日(月)
[開館時間]11:00~20:00(最終日~18:00)
[観覧料金]一般 900円、大学・高校生800円、中学・小学生600円、※小学生未満は無料